みんな大好きシンプロビジョニングですが、一時的に大きなファイルを作って削除しても vmdk のサイズは大きくなったまま小さくなりません。DBMS における VACUUM のような操作が必要なのだろうということで、空き領域を開放する方法がないものかと調べてみたところ、vmkfstools の -K オプションを使えばよいことが分かりました。
ゼロクリアされたブロックの削除
任意の zeroedthick または eagerzeroedthick のシン仮想ディスクを、シン ディスクに変換してゼロクリアされたブロックを削除するには、vmkfstools コマンドを使用します。-K --punchzero
このオプションは、ゼロクリアされたすべてのブロックの割り当てを解除し、割り当て済みで有効なデータを含むブロックだけを残します。処理後の仮想ディスクはシン フォーマットになります。
VM の起動中は vmdk がロックされているので、 VM の電源を切った状態で下記のようなコマンドを実行します。
これで、予想外に vmdk が大きくなってしまったという時でも安心ですね。
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