昨年に引き続き、今年も春日部市の彩龍の川まつりとあわせて開催されている、首都圏外郭放水路 特別見学会に行ってきました。ニュースなどで俗に地下神殿と言われているヤツです。
なんといっても今年の注目は8年ぶりに公開されるというポンプ室とインペラです。昨年はは調圧水槽を見た後に、ポンプの公開がないということを知って「おいおいおい。排水所なんだから水槽じゃなくて、ちゃんとポンプ見せてくれよ」と思ったものですが、その声が聞こえたんでしょうか。
首都圏外郭放水路 特別見学会 開催 | 江戸川河川事務所 | 国土交通省 関東地方整備局
8年ぶりに、「ポンプ室」と「調圧水槽内のポンプ吸い込み口の羽根車(インペラ)」を公開します。
一般見学会でも見ることはできません。
次回公開予定は、未定ですのでこの機会をお見逃しなく。
バスを降りてそのままポンプ室に直行。ポンプ室に4台ならんでいるのは航空機用ガスタービンエンジン(14,000PS)。火災に備えて消火装置にがっちりと囲まれているのが印象的でした。これ1台で 50m3/s を排出する能力があるようなので、こいつにかかると25mプール( 200m3 )に入っている水が4秒で空っぽになってしまう計算です。
ポンプ室の見学の後は、この直下にあるインペラを見るために調圧水槽へ。
相変わらず地下神殿のスケール感には圧倒されますが、とりあえずインペラ方面へ。昨年は立入禁止のロープが張られていて入る事ができず、また照明もなく真っ暗なエリアでしたが、投光器が設けられて様子が見えるようになっています。調圧水槽内の大部分は乾いていますが、インペラ付近だけは足下には水が溜まっていて、金属製の足場が設けられていて見学者の靴が濡れないようになっていました。インペラの真下にたどり着くと、インペラはもちろん止まっていますが、隙間から水が止まることなく滴り落ちています。水が完全に止まらないので、見学できるようにするためには色々と手間がかかるので普段は公開されていないようですね。
写真だとちょっと比較対象がなくて分かりづらいですが、このインペラはかなり大きいです。
「排水機場 | 主要設備 | 施設紹介 | 首都圏外郭放水路」にインペラの脇に人が立っている写真があるので、大きさはこちらで確認してください。
公開は明日もやっているので、興味のある方は是非。
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