Lytroが開発した、撮影後にピントを合わせられるカメラが発売されていたのでメモ。
撮った後からどこでもピントが合う魔法のカメラ「Lytro」発売 399ドルから - ITmedia ニュース
撮影した後でも写真のピントを好きな位置に合わせることができるという画期的なカメラ「Lytro Camera」を、米国のベンチャーLytroが来年初頭から出荷する。8Gバイトメモリ内蔵モデルが399ドルから。
特殊なイメージセンサーを搭載し、写真を撮影する際に全ての光線の方向を記録。PC上で再生する際、特殊な計算を行うことで写真内の任意の位置のピントを再現する仕組みだ。創業者のレン・ン(Ren Ng)CEOがスタンフォード大学在学中から研究した技術を活用している。
画像がデモの一枚なのですが、写真をクリックするとピントが合う位置が変わります。まるで、自分が被写体を前して、タッチスクリーンでピントを合わせているかのようで、とても不思議な感覚です。
閲覧に専用ソフトが必要ということを除けば、かなり面白い技術です。ある程度連射できれば、ピントの位置を気にせずに済むのでスポーツなんかの写真を取ったりすると決定的瞬間が簡単に撮れたりするのかもしれません。日本国内で買えるようになるのはしばらく先になりそうですが、ちょっと注目して待ちたいと思います。
詳しい仕組みについては「Science Inside」に解説されています。このページで興味深いのは、CEOの博士学位論文が掲載されていることでしょうか。こうやって自分の研究成果を実際に製品として販売できるようになるというのは素晴らしいことですね。
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