最近はOSSなどでファイルが改ざんされていないことを確認できるようにファイルのハッシュ値がサイトに公開されていることが多々あります。かく言う僕もNucleusプラグインのアーカイブについては最新板の全てのファイルのSHA-1を公開しています。LinuxのでファイルのSHA-1が欲しい場合には、通常coreutilsに含まれているsha1sumを使うと思います。ちょうど下記のような感じですね。
ところが、同じことをWindows上でやろうとするとちょっと厄介です。例えば下記のKBで触れられているfciv.exeというコマンドを使うことで、Linuxと同じようにコマンドラインからSHA-1を得ることが出来るのですが、正直あまり便利ではありません。
可用性と ファイル チェックサム整合性検証 ユーティリティの説明
ファイル チェックサム整合性検証(FCIV)は、ファイルの暗号ハッシュ値を計算してそして確認するコマンド プロンプト ユーティリティです。 FCIV は、ハッシュ暗号 MD5 または SHA-1 値を計算できます。 これらの値が画面に表示、または後で使用でき、そして検証ようにの XML ファイル データベースに保存されます。
そんなときには下記のHashTabというソフトを使うと便利です。
窓の杜 - HashTab Shell Extension
本ソフトをインストールすると、ファイル上で右クリックして[プロパティ]を選択したときなどに表示されるプロパティシートに[ハッシュ値]タブが追加される。このタブから一般的な“MD5”や“CRC32”のほか、アメリカ政府で標準のハッシュ値として採用されている160bitの“SHA1”などを確認可能。
これをインストールすると画像のように、ファイルのプロパティにハッシュ値というタブが追加されます。表示するハッシュ値はMD5、SHA1、SHA2、RipeMD、HAVAL、Whirlpoolなどから必要な物を自分で選ぶことができます。また、ハッシュ値の比較欄にファイルのハッシュ値を貼り付けると、照合に成功した場合には画像のように緑色の「レ」が表示されます。これだと照合も楽なので便利そうです。最近いろいろ物騒なので、きちんとこういう情報を照合するクセをつけておきたいところです。
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