Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


BLOGTIMES

cles::blog

平常心是道
« :: »
2010/07/24

VMware vCenter Converter で 物理サーバの仮想化をやってみた

  vmware  esxi  tutorial 
このエントリーをはてなブックマークに追加

VMware vCenter Converter Standalone - VMware vCenter Converter で 物理サーバの仮想化をやってみた

これまでESXiに乗せるマシンはESXi上で最初から構築したものか、他のESXiから持ってきたものだけでやってきたのですが、今回はちょっと故あって物理サーバのイメージをそのままESXiに持っていく必要があったのでVMware vCenter Converterを使ってP2V(Physical to Virtual)に挑戦してみました。VMware vCenter ConverterはVMWareのサイトから無料でダウンロードできます。

VMware vCenter Converter

VMware vCenter Converter は、大規模な変換の管理と自動化が可能な、堅牢なエンタープライズ クラスの製品です。 VMware vCenter Converter は、あらゆる P2V (物理から仮想) および V2V (仮想から仮想) の移行プロジェクトに活用できます。 VMware vCenter Converter の無償ダウンロード

結論から言うと特に問題なく移行することができました。ちょっと前はHDDをそのまま他のPCに移植したときと同じように、P2Vをかけるとデバイスが認識されなくて不明なデバイスだらけになかったりと、いろいろと厄介なことが多いような気がしていたのですが杞憂でした。そのあたりはツールもだんだん賢くなっているんですね。

以下、移行メモ。

0. VMware vCenter Converter Standalone をインストール

移行したいマシンにVMware vCenter Converter Standaloneをインストールするのが一番楽だと思います。
インストーラーに沿って進めるだけですが、ユーザーにAdministrator権限が必要なので注意。インストーラーが適切なエラーメッセージを吐いてくれないので、始めにここでハマりました。

1. VMware vCenter Converter Standalone を起動する

起動したら「Convert Machine」をクリック。
VMware vCenter Converter Standalone を起動する - VMware vCenter Converter で 物理サーバの仮想化をやってみた

2. 仮想化する物理マシンの選択

「Select source type」を「Powered-on machine」にセットし、下部のラジオボタンを「This local machine」にする。
仮想化する物理マシンの選択 - VMware vCenter Converter で 物理サーバの仮想化をやってみた

3. サーバ情報の入力

「Select destination type」を「VMWare Infrastructure virtual machine」にセットし、下部のフォームにサーバのIPアドレス、rootのアカウント情報を入力する。
サーバ情報の入力 - VMware vCenter Converter で 物理サーバの仮想化をやってみた

4. 構成のカスタマイズ

仮想化後の構成のカスタマイズができる。物理マシンのメモリが大きかったり、サーバー側に複数NICがあるような場合にはメモリ量や接続するNICに注意したほうがいいです。また、HDDについてはパーティションごとに移行対象を選べるので、必要のないパーティションを除外したり、Thin Provisioningを選択することも可能です。
構成のカスタマイズ - VMware vCenter Converter で 物理サーバの仮想化をやってみた

5. 構成の確認

最後に構成を確認します。
構成の確認 - VMware vCenter Converter で 物理サーバの仮想化をやってみた

6. 完了するまで待つ

あとは完了するまで待つだけです。完了するとRunningがCompletedになります。完了を確認したら、ESXi側のインベントリにマシンが追加されているはずなので、起動してやればOKです。

Windowsの場合には構成の大幅な変更があったということで、OSの再アクティベーションを求められるので再度シリアルを入力したりする作業が必要になると思います。
完了するまで待つ - VMware vCenter Converter で 物理サーバの仮想化をやってみた

2010/12/13追記 (LinuxマシンのP2V)

最新版のVMWare vCenter Converterはインタフェイスが日本語になりました。

また、LinuxのP2Vもほぼ同様の手順で実行可能です。あらかじめ対象となる物理マシンに対してrootユーザー(パスワード認証)で外部からsshできるように設定しておく必要があります。具体的にはPermitRootLoginがyesに設定されているかチェックすればよいと思います。

/etc/ssh/sshd_config

・・・・・PermitRootLogin yes・・・・・

ちなみに移行中にpsで確認すると、P2Vは内部的にはtarを使って行われているのが確認できます。

tar --one-file-system --sparse -C /home -cf - .

    byhsur at 17:48[5年前][4年前][3年前][2年前][1年前][1年後][2年後][3年後][4年後][5年後] |
    こんな記事もあります 「Converter ESXi vCenter
    2024 年の人気エントリ Top 100
    VMware が vSphere Hypervisor (ESXi) 無償版の提供を終了
    2023 年の人気エントリ Top 100
    VMware のライセンスはサブスクのみに
    VMware ESXi を狙ったランサムウェアが発生している
    2022 年の人気エントリ Top 100
    ESXi でディスクの拡張に失敗するときの対処法
    ESXi7 の ssh で ed25519 を有効化する
    VMware PowerCLI でカスタムな ESXi を作る
    ESXi のコマンドラインで装着されているメモリの種類を確認する
    トラックバックについて
    Trackback URL:
    お気軽にどうぞ。トラックバック前にポリシーをお読みください。[policy]
    このエントリへのTrackbackにはこのURLが必要です→https://blog.cles.jp/item/3689
    Trackbacks
    最近、仕事用 PC がリニューアルされた。前の PC は 6 年以上使っていた ...
    お仕事日誌&一日一麺 (2011/07/02 14:02)
    Comments
    愛のあるツッコミをお気軽にどうぞ。[policy]
    古いエントリについてはコメント制御しているため、即時に反映されないことがあります。
    コメントはありません
    Comments Form

    コメントは承認後の表示となります。
    OpenIDでログインすると、即時に公開されます。

    OpenID を使ってログインすることができます。

    Identity URL:Yahoo! JAPAN IDでログイン

    « :: »
    Copyright © 2004-2023 by CLES All Rights Reserved.
    サイト内検索
    検索ワードランキング
    へぇが多いエントリ
    閲覧数が多いエントリ
    1 .アーロンチェアのポスチャーフィットを修理(99682)
    2 .年次の人間ドックへ(99094)
    3 .福岡銀がデマの投稿者への刑事告訴を検討中(99084)
    4 .三菱鉛筆がラミーを買収(98693)
    5 .2023 年分の確定申告完了!(1つめ)(98662)
    最新のエントリ
    cles::blogについて
    誰が書いてる?
    最近行った場所
    サイトポリシー
    タグ一覧
    検索ワードランキング

    Referrers

      Powered by CLES
      Nucleus CMS v3.31SP3/w memcached
      21375755(W:6380 Y:1545 T:1574)
      cles::blogのはてなブックマーク数
      benchmark


      [8]ページ先頭

      ©2009-2025 Movatter.jp