Apple が「Building a Trusted Ecosystem for Millions of Apps - A threat analysis of sideloading (October 2021)」というレポートを出していることが話題になっていました。
Apple が Android のサイドローディングの問題について問題提起をするという不思議な展開になっていますが、iOS のアプリストアを間接的に擁護するための戦略のようです。iOS の課金やアプリの配布に関する閉鎖性は、このレポートに書かれているとおりセキュリティに貢献しているのかもしれませんが、間違いなく独禁法的な問題もあるわけで、その評価軸を混同すべきではないでしょう。
AppleがAndroidのマルウェアの実態を報告 「サイドローディングが元凶」と指摘(1/2 ページ) - ITmedia PC USER
報告書の中では、例えば2020年の発見以来、人気アプリFaceAppやCall of Dutyであるかのように装うなど3万例ほど発見されているHiddenAdsと呼ばれるAdware、カナダでCOVID-19の接触確認アプリを装って機器の制御を奪い身代金を要求したCryCryptorなどAndroid端末を狙ったマルウェアの具体例がいくつも詳細に紹介されたかなり興味深い内容になっている。
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