沖縄のオリオンビールが、飲料缶に純アルコールの量を表記するようにするようです。このニュース自身はそれほど驚きませんでしたが、驚いたのはオリオンビールと提携しているアサヒビールがこれと同様の対応をするということ。
昔、大学院のマーケティングのケーススタディで、アサヒスーパードライがどうやってキリンラガーとのシェアを逆転させたのかについて習いましたが、戦略はとにかくヘビーをユーザー重視した「アルコール度ちょっと高め」と、ラガーの苦みに対して「コク、キレ」という新しい味の提案という2本柱だったはずです。そのアサヒが、アルコール摂取量の適正化を求めるというのは、正に時代の流れですね。
オリオンビール、缶に純アルコールのグラム数表記へ 背景に沖縄の飲酒文化 - ITmedia NEWS
問題意識の高まりを受け、県内で高いシェアを持つオリオンビールは2019年末に“ストロング系”と呼ばれる高アルコール製品を廃止。21年3月にはWebサイトで商品別純アルコール量の表示を始め、今後は飲料の缶や6缶パックのスリーブなどにも1缶当たりの純アルコール量と“適性飲酒”の参考値を表記する。
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