研究者の皆様へ。
— 河野太郎 (@konotarogomame)November 27, 2020
競争的資金と運営費交付金の合算使用可能ということを各所管官庁から通知します。
令和4年度から科研費の内定通知を2ヶ月前倒しして、2月に採択通知を出します。
科研費の研究計画調書の様式の欄の設定を不要とする方向で4年度の公募までに詰めます。
科研費と運営費交付金の合算使用ができるようになるようです。
科研費(科学研究費助成事業)は研究者が獲得できる競争的資金として代表的なものですが、他の補助金との合算使用についてはいろいろと条件があり、手続きを誤ると大きな問題になるので、事務方が嫌がる大学も多いと思います。大学の先生が使えるお金としてベースになるのは、大学から配分される研究費(いわゆる校費)で、これと科研費は現在のところ合算して使うことが難しいという問題があります。
これは、大学から配分される研究費に国立大の場合には運営費交付金が、私立の場合は私立大学等経常費補助金が入っているので、補助金同士の合算使用になってしまうという理屈らしいのですが、今回の大臣の発言はこれを緩和するということのようです。私立大学等経常費補助金についても、ちゃんと対象になってくれると嬉しいんですけどね。
内定時期が 2 ヶ月前倒しになるのはいいですが、審査委員はかなり大変らしいので、合わせて計画書の提出の締切りも早くなるかもしれないですね。
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