話題になった「けものフレンズ」のおかげで、動物への関心が高まり、結果として動物への寄付が増えたという研究が TL で流れていたのでメモ。
なにやら風が吹けば桶屋が儲かる的な話ですが、きちんと調べられていてなかなか面白いですね。
「けものフレンズ」は絶滅危惧動物を救う~動物アニメや動物園の意外な効能が見える化された(田中淳夫) - 個人 - Yahoo!ニュース
さらに上野動物園・多摩動物公園・井の頭自然文化園に対して行われた過去5年分の寄付記録を解析すると、アニメに登場した30種の動物への寄付は、登場していない129種への寄付に比べ、放映後に増加していることもわかった。
東大農学生命科学研究科のプレスリリースを読むと、この効果がプラスの面だけでなく、マイナス面にも働いたことが分かります。
日本中で愛を叫んだけもの - 動物園と動物アニメは、絶滅危惧種への関心を高め、寄付を促進する – | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部
本研究は、世界中で楽しまれている動物園と動物アニメが、絶滅危惧種の普及啓発という重要な保全教育的な役割を果たしうること示しました。一方で、アライグマやカクレクマノミなど、動物アニメによって動物への関心が急激に増加することで、外来種の野生化や乱獲・違法採取など生物多様性に悪影響を与えた事例も知られています。
原文はオープンアクセスなので、以下から誰でも読むことができます。
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