ナショナルジオグラフィックから。
地球外生命体は、人の想像の範疇を超えて奇妙な生態をしているかも知れない。
Alien Life May Be "Weirder" Than Scientists Think, Report SaysThink life on Earth is weird? It might be even weirder on distant planets and moons, according to a new report.
Instead of thriving on water, extraterrestrial organisms might live in a sea of liquid methane. Or instead of getting energy from the sun, they might thrive on hydrochloric acid.
ソレは水の代わりに液体メタンの海に棲んでいるかもしれない。
太陽の代わりに塩酸からエネルギーを得ているかもしれない。
人が知っている生命の生息条件はあくまでも地球上のそれに限られたものであり、まったく違う系統の生命にはそれが当てはまらない可能性がある。
そんなわけで
米国科学アカデミーは7月6日に、「宇宙の有機生命の限界」と題したレポートを公表した。
The National Academies | News | Limits of Organic Life in the Universeレポートの目的は
・What can be authoritatively said today about limits of life in the cosmos?
・What Earth-based research must be done to explore those limits so that NASA missions would be able to
recognize, conserve, and study alien life that is encountered?
ということで、現在の知識から考えられる宇宙の生命の限界と、NASAの活動でそういった生命に出くわした場合どうやって認識・保存・研究すればいいのかを考えるというもの。
25ドル払えば本の形で購入も出来るけど、無料のフルテキストやサマリーが出ているので、私達はこちらを読もう。
サマリーといってもpdfで21ページもあるので読み応えは十分だ。(フルテキストは116ページ)
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The Limits of Organic Life in Planetary Systems(フルテキスト)
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The Limits of Organic Life in Planetary Systems(サマリー)
人が知っている地球上の生物だけでも、その生息可能範囲は300気圧を超える深海から0.1気圧以下の空気の薄い世界まで、-50℃のブリザードが吹き荒れる中や-10℃の海中から120℃を超える熱泉の中、高度100キロの高層大気中から地下10キロの地中に至るまで、砂漠だろうが、無人島だろうが地球上には様々な生物が生息している。
情報が無かった昔とは違い、生命を構成する有機物が他星系や宇宙空間にすらごくありふれたものだと分かった今「生命が成立しうる条件」はかなり広範囲に渡ると考えられている。
いずれ暇を見てきちんとこのレポートを読んで紹介してみたいね。