もしかして志月くんのこと、好きなの?
近づけば近づくほど、通い合って揺れ動く気持ち。
元“陰キャ”の距離感は難しい――!?
コミュ力低めな青春ストーリー、第5巻!
連載の気になる続きを26ページ描き下ろし収録!
【あらすじ】
文化祭が近づき、志月恵助と楠木静のクラスは演劇をやることに。
まさかの主演に指名された楠木は、本当は怖くてやりたくないという気持ちを抑え、
新しい友達を作るチャンスと引き受けることを決意する。
それは、いつまでも志月に頼ってばかりではいられないという気持ちの裏返しでもあった。
一方、なぜか監督をすることになった志月は、
頑張る楠木を支えたいと思いながら彼女を意識する気持ちを募らせていく。
そんな中、蛇川梨里沙が以前一緒にいた男と揉めているところを助ける志月。
パパ活相手だと思っていたその男は、蛇川の母親の彼氏だった。
中学時代と名字が違っていた理由や複雑な事情を知り、
これまで見たことのない寂しそうな顔で笑う蛇川に、
志月は徐々にほっとけない気持ちを抱いていく――。
「志月くん、頼みたいことがあるの」
最初は中学の頃の自分と重なって、同情で助けたいと思った。
でも今は、楠木のためなら俺は――
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