「汗とか土とか血とか。全部口に入って吐きそうになる」

遺体を埋葬するため、深夜の山林に向かった「荒川季節」

雪かき用のシャベル
スーパーマーケットの買い物カート
そして、ブルーシートで包んで隠した「あれ」

それらに囲まれながら、季節は。
汗をかいて、血と土を飲み込んで、穴を掘っていく。

そして、気づいてしまった。

「……は？」

穴の先に、悲劇の先に、終わりはないって。

悲劇の、その先を描く。
クライムサスペンス・ビジュアルノベル——「ショートケーキの埋葬」