「かねた屋」の食品バイヤー・蓮見春花(はすみはるか)は、社⻑の肝煎り案件である宮崎物産展を担当することに。熱量低めの後輩・高城稔(たかしろみのる)に悩まされながらも、物産展成功のため張り切る春花の目の前に、真っ赤なスーツを着た圧倒的なオーラをまとう女・御厨京子(みくりやきょうこ)が現れる。関わる物産展は軒並み大成功を収め、本物を見極める厳しい目と強引な手法で恐れられる“伝説のカリスマ食品バイヤー”の御厨に振り回される春花と高城。だが御厨は、出店を渋る店主の事情や料理人としての思いを即座に汲み取り、人の心を動かしていく。
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