法条遥による同名小説をもとにした本作。主人公は、ある小説に憧れて300年後からタイムリープしてきた未来人の保彦と恋に落ちる高校3年生の美雪だ。彼からもらった薬を使って10年後の自分に会いに行った美雪は、自分が書いたという1冊の本を見せられる。それは、未来で保彦が出会う小説だった。タイムリープから戻った美雪は、「この夏の彼と私の物語を書き、必ず時間のループを完成させる」という約束を交わして、未来へ帰る保彦を見送る。その10年後、小説家になった美雪は約束の物語を手に帰省するが、いくら待っても高校生の自分は現れない。謎を探る美雪は、やがて同級生から驚愕の事実を告げられる。
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