「この旅路の行末は、現世か、地獄か。」
目を覚ますと、目の前には何もない地平線が広がっていた。
自分がなぜ此処にいるのか、名前すらも思い出せない。
夢であってほしい。
そう願いながら歩き出すと、不思議な青年、幽蘭(ゆうらん)と出会う。
「君は誰?」
「わからない?じゃあ、お客さんだ。」
「僕についてきて。」
幽蘭の案内で辿り着いたのは、レトロな洋館「黄昏ホテル」。
ホテルの館内は、奇妙な異形頭の宿泊客たちで溢れていた。
君の頭も個性的だよと幽蘭に告げられ、自らの頭の異変に気づく。
「ようこそ、黄昏ホテルへ。」
果たして、主人公「虹色蕾の少年」記憶を取り戻し、黄昏ホテルから旅立つことができるのげろうか。
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