あらすじ
鷹司 将は愛情深い男だ。
ある日、会社で見かけたあなたに一目ぼれした鷹司は、深夜、会社の屋上に向かうあなたの後をつけることにした。
残業中の休憩だろうか? コーヒーでも差し入れれば、会話のきっかけになるだろうか――。
しかし、運命の出会いに胸をおどらせる鷹司が見たものは、屋上から身を投げようとするあなたの姿だった。
鷹司 将は、あなたを救うことにした。
あなたを苦しめるすべてのものからあなたを守り、あなたに生きる喜びを与えることを誓った。
衝動的に死に向かうあなたを閉じ込め、鎖でつなぎ、おぼれるほどの愛と支配であなたを生につなぎとめようともがいた。
しかし、死に心を捕らわれたあなたは日に日に衰弱し、体は生きることを拒否し続ける。
うすれ、揺らぎ、とけていく意識の中で、あなたは鷹司の慟哭を聞くだろう。
そしてあなたは理解する。
自分は鷹司 将に出会い、愛されるために生まれてきたのだと。
そして彼の心に、一生癒えぬ傷を刻むために死ぬのだと。
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