「桃の花が咲いたら。少しだけでもいいから、思い出して下さい。……わたしのこと」
幼い頃から留守がちの両親の代わりに、親戚の家に預けられることの多かった主人公「香月(かづき)」。
その親戚の家では、一歳年上の従姉「葉月(はづき)と共に姉弟同様に育てられた。
両親の長期出張が決まり、本格的に葉月の家で暮らし始めてもうじき半年が経とうとしている。
葉月らと共に平穏な学園生活を送っていた香月だが、一人の少女の闖入によりその平和が破られるのだった。
とある危険から香月を守るためにやってきたと「百花(ももか)」は語るのだが、果たしてその“危険”とは……?
そして何故、百花は初対面のはずの香月のことを知っていたのだろうか……?
春の学園を舞台とした、ちょっぴりファンタジックな、ももいろ学園ラブコメディ。
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