新社会人生活に向けて胸を躍らすはずだった、大学卒業の年の春。
就活に失敗し続けたヒロインは、結局就職先が決まらず、仲間内での記念パーティでも内心では盛り上がれずにいた。
その帰り道、一番の親友――と言いつつ実は片想い中の相手――の間地歩生（まじあゆむ）は、ヒロインの心境を案じて陽気に振る舞う。

「そういえば、このあたりに神社があるの、知ってたか? 詳しくは知らないけど、とにかくすごいらしいぞ」

歩生はヒロインを元気付けようと、大学近くにあるという神社にヒロインを誘う。
ヒロインは「神頼みなんて」と茶化しつつ、ほろ酔い気分も手伝って、歩生と共に神社へと向かうことになった。

その神社が子宝祈願で有名で、そして二人の祈りがとんでもない事態を招くとは、まったく思っていなかった……。


≪キャラ紹介≫
【間地 歩生（まじ あゆむ）】CV初時チェリー
いつもヒロインを気遣ってくれる親友。
……のはずだったが、神社で『祝福』を受けたせいで、
四年間も隠していたヒロインへの恋心が溢れてしまう。
『祝福』による突発的な欲情の発作が起こると、
とにかくヒロインを孕ませたくてたまらなくなる。

好きなことはアウトドア、テニス、ヒロインの世話をやくこと。
爽やかで甘いルックスからモテまくっていたが、
好きな人（ヒロイン）がいるからと全て断っていた。

ヒロインには他に好きな人がいると誤解をしている。


【この物語のヒロイン】
突発的な事件が重なり、就活が難航しまくっている女性。
どこにも受からないまま卒業の日を迎えそうでやや途方に暮れているが、
「ひとまずバイトで食いつなぎながら次を探そう」と思うくらいにはハングリー精神がある。
実は歩生が好きだが、片思いだと誤解している。