「恋」をしている気持ちが可視化されたら、ラブストーリーは一体どうなるのか―?
ウルトラジャンプにて連載・コミックス化された「恋は光」(集英社ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ刊)を映画化。“恋をしている女性が光を放ってキラキラして視える”という特異な体質を持つ男子大学生の初恋を描き、恋愛感情に振り回されながらも、“恋って何だろう?”と「恋」の定義を考察する主人公たちに、共感の声が多く寄せられ話題となった。
恋する女性が光って視えてしまうという特異な体質ゆえに、恋を遠ざけていた大学生・西条。そんな西条にずっと想いを寄せながらも、「光っていない」と言われたことで、自分の想いを打ち明けられず、幼馴染ポジションから抜け出せない北代。一方、西条と同じく恋愛経験が無く、文学や古典作品を読み漁りながら、純粋に恋を探究する東雲。そして、人の彼氏を奪いたくなってしまう悪癖を持ちながら、本当は素直に恋をしたいと思う宿木。恋についての考え方も経験も異なる個性的な4人が繰り広げる“恋”についての探究は、観るものにも、「恋とは?」「好きという感情とは?」を問いかけ、巻き込んでいく。誰もが感じたことのある切なさやあたたかな気持ちが呼び起こされる、恋を解く、恋に触れる物語。
主人公・西条を演じたのは、神尾楓珠。ヒロイン・北代役に西野七瀬、東雲役に平祐奈、宿木役に馬場ふみか。脚本・監督は、『ももいろそらを』(13)、『殺さない彼と死なない彼女』(19)と、美しい画作りが国内外から高く評価されている小林啓一。風光明媚な、情緒に溢れたロケーションで、原作の空気感を捉えている。
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