「誰もが何かに蓋をして生きている。そのことに気付かないフリをしている」
某有名イベント企画会社から送られてきた、一通のダイレクトメール。
そこには、夏の怪談イベントと称した「百物語」の開催予告と、参加者を募る内容が書かれていた。
ホラーやオカルトが好きなアナタは、単身イベントに乗り込むことに。
会場で出会ったのは、10年ぶりに顔を合わせた幼馴染と、親友(?)。思わぬ出会いを喜ぶアナタだったが……
「怖い噺」に導かれ、解けていく記憶の蓋。過去と今に翻弄され惑う、彼らの行く末は――――
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