蛙の大隊長ぴょん七が、子犬に乗り、蛙の兵隊を指揮して、「銀座の柳」の傍の沼にやって来る。柳の上には妹のおそでがいる。沼の中なら潜望鏡でなまづのなま公が兄妹を伺い、陸に上って柳を引き抜いた上、おそでをさらって行く。沼の底の籠の中で泣いているおそでをかわいそうに思ったお日様が、涙を拭いた手拭いを落とすと、それが柳となり、なま公が寝ている隙に、葉が伸びて沼の底のおそでを引き上げる。気づいたなま公が兄妹のいる柳に襲いかかる。ぴょん七が助けを呼ぶと、蛙の兵隊が大挙して駆けつけるが、なま公に苦戦を強いられる。飛行機から落とされた爆弾が芋虫となり、さらに爆弾筒に変身し、それを持った蛙の三勇士がなま公に体当たり。死んだなま公の上で、三勇士が万歳三唱する。
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