かつて東宝特撮映画として大ヒットした押川春浪原作の小説を、ダイナミックにアレンジし、アニメーションとして浮上させたビデオ・アニメ。
太平洋戦争末期、ツングースカ隕石を発見した日本軍は、起死回生の望みを託し船首に巨大なドリルを持つ戦艦大和よりも巨大な潜水戦艦を建造した。呉の造船所を出航し試運転の途にあった潜水戦艦羅号(ラゴウ)に、広島への原爆投下のニュースがもたらされた。悲嘆にくれる乗組員達の前にアメリカの新造戦艦が出現。羅号はこの戦艦とともに海の藻屑となる。それから50年、南極大陸に出現した謎の巨大なモノリスからの地底人の攻撃に地球の運命は風前の灯となる。 その時、南氷洋の氷山の中から巨大な戦艦が出現した。それこそ再建なった羅号だった。
祖父、父、子という三代に渡って羅号に関わる事になった一族と、地底人の末裔達が繰り広げる一大SF戦記。
コンセプト・デザインの小林誠、監督の片山一良、作画監督に小曽根正美等、スタッフにはGRのスタッフを多数起用し、キャラクター・デザインには大御所の安彦良和が当たった。地球全土にわたる地底人との攻防戦が、迫力の作画と音響で繰り広げられる。
東宝、角川書店、キング・レコード、バンダイの共同出資による製作委員会で、マルチメディア展開が話題となる。
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