エリート医師、坂口晃にとって、それは最初漠然とした微かな夢とも希望ともつかないものであった。 いつか自らの手で大病院を経営し、その頂点に上り詰める…。高い能力を買われ、城宮総合病院に来たのもその為。
だがそれは遥か遠い先の事、ゆっくりと時間をかけて達成していく目標。そう思っていた。それが今すぐに手の届くような近い将来現実に手に入れられると知った時、彼は…
坂口は○○を持っていた。
彼の命令を忠実に実行し、持てる能力を惜しまず使い、彼の望む時、望んだままに身体を開く、従順な女○○達。○○を持つに至ったきっかけは成り行き。
だがその時から、彼は何かを悟ったのか、それとも何かが壊れたのか。彼は回りの女性達を次々と罠に嵌め○○として行ったのである。
そして城宮総合病院院長の娘、城宮明日香をも篭絡し彼の野望は満たされた。
はずだった…
台頭する副院長の派閥。これが坂口の新たな野望の始まりだった。自分の野望に影を落す者達、敵、副院長派。
彼は自らの野望達成に邪魔になりそうな者達を排除する為、新たな女達をその欲望へと巻き込んでいく。
敵、新たなる目的と欲望、それは坂口自身が望んでいた事なのかもしれない…
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