ドイツ文学を専攻する立秀大学の大学院生・朝比奈元子(橋本愛)は、全身真っ黒な服装で通学するため、ゼミの助手・田中蓮(工藤阿須加)やゼミ生・富岡樹里(中村ゆりか)らから、ドイツ語で黒を意味する“シュバルツ”と呼ばれていた。生真面目な性格が災いして学友たちとなかなかなじむことができず、人知れず劣等感を抱く元子。
そんな中、元子は大学教授でゼミの担当である榊郁夫(田中泯)から、「君の日本語は美しい」と声を掛けられる。うれしさを感じ、榊の存在を特別に思うようになる元子だったが、恋愛経験の乏しさからこれが恋なのか分からない。しかし、元子の中で榊の存在はどんどん大きくなっていき…。
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