ある夜、彼氏にフラれた直後の伊瀬の頭上に、なぜかパンツが降ってきた。
落とし主はどこか放っておけない雰囲気のある菱本というアラフィフ。
それからも、毎晩のように落とされ続ける洗濯物が気になって仕方がない伊瀬は、
木にひっかかってしまった洗濯物を一緒に取ってあげようと、菱本の自宅へ上がるが――。
「私は君とお近づきになりたくて あの洗濯物を利用したんです」
紳士的で包容力に溢れた菱本と、情が深いからこそ傷ついて臆病になっている伊瀬。
やさしい大人たちが、ゆっくりと大切に紡ぐ、甘く成熟した恋の物語。
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