「この作品にふさわしい言葉をようやく思い出しました。ヌーヴェル・ヴァーグ。それです」(音楽家・小西康陽)
ひとり暮らしの女性の日常と東京の夜景を通して現代の時間の流れを切り取った表題作ほか、
龍になろうと修行した男がウナギになって食われる「龍神抄」、
赤塚不二夫の満州引き上げ体験を絵物語にした「赤塚藤雄の頃」、
藤枝静男や梅崎春生の短編を漫画化した「妻の遺骨」「輪唱」など、
新時代のリアリズムを切り拓く1+13編を収録。
「POPEYE」「SWITCH」「SPECTATOR」………各カルチャー誌が次々と特集を組み、
第21回 文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品にも選ばれた話題の俊英・川勝徳重、待望の作品集。
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