本作は、映画『13日の金曜日』(1980年)のジェイソン・ボーヒーズに似た主人公・リックを操作し、さらわれた恋人ジェニファーを救出するため、館に巣喰う化け物を倒してゆくアクションゲームである。
木片で敵を壁に叩き付けたり、ナタで真っ二つにしたり、床中に血まみれの死体が転がっていたりと、残虐かつグロテスクな表現をふんだんに用いた演出が特徴となっており、これまでのアーケードゲームとは一線を画していた(アーケード版は以後、AC版と表記)。それまでのナムコの得意とした「コミカル」や「無機的(SF調)」な手法とは異なり、本作以降も残虐性・暴力性を前面に出した作品は非常に少ないため、ナムコ全体の作品内においても異色の存在といえる。
以後シリーズ化され、本作の家庭向けゲーム機などの移植版や続編作品もリリースされている。
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