続く1997年4月には『神々のトライフォース』をベースにした新作『BSゼルダの伝説 古代(いにしえ)の石盤』が放送された。再放送はそれぞれ2、3回ほど行われたのみである。
いずれの作品も主人公はリンクではなく「危機に瀕したハイラルに招かれたプレイヤー自身」となっており、実際のゲーム画面ではサテラビューの受信用カセット「BS-X」にあらかじめ登録していた性別によって、「野球帽をかぶった少年」もしくは「ポニーテールの髪型をした赤毛の少女」の姿で表示された。
プレイヤーは高品位なPCM音声放送によるBGM、ナレーターのヒント、長老やゼルダ姫などハイラルの人々によって繰り広げられるラジオドラマに耳を傾けながら、合計約4時間の「ゼルダタイム」と呼ばれる制限時間内でハイラルを救わなければならない。しかし実際にはゲームプログラムの受信や成績表示を行うため、4話合計で3時間半程度である。また、放送時間内や2話以降からの途中参加もできたことから、制限時間はそれ以下になる可能性もあった。
サテラビューの放送サービスは2000年に終了し、これらの『BSゼルダの伝説』をプレイすることは不可能となっている。
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