日本のロックバンド・サカナクションの楽曲。楽曲はバンドのフロントマン山口一郎によって作詞・作曲され、バンドの11枚目のシングルとしてNF Recordsより2015年9月30日にリリースされた。メンバーの草刈が出産のため、バンド活動を一時休止していた彼らにとって、前作『さよならはエモーション/蓮の花』から約1年ぶりのシングル・リリースとなった。楽曲は映画『バクマン。』の映画音楽として制作され、曲調がバンドの近作とは異なるアッパーなポップ・ミュージックの要素を持ったオルタナティヴ・ロック、ダンス・ミュージックに仕上がっている。
楽曲のタイトルは、山口が楽曲のテーマを追究するために漫画を研究した中で見つけた一作である、手塚治虫の『新宝島』より借用されている。また、CDシングルの通常盤および初回限定盤のジャケット・アートワークは「新宝島」というタイポグラフィで表現しており、一方で豪華初回限定盤のアートワークでは『バクマン。』原作者である小畑健によって描かれた、『バクマン。』のキャラクター亜豆美保の描きおろしイラストが使用された。この楽曲は音楽評論家の肯定的評価を受けており、批評家の中にはサウンド、リズム、メロディといった様々な要素を「バンドの新たな姿勢」として評した者もいたが、原点回帰したのではないかと指摘した批評家もいた。『新宝島』はBillboard Japan Hot 100チャートで首位を獲得。また、オリコンシングルチャートでは最高位9位を記録している。
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