『やすらぎの刻(とき)~道』は、2017年に大好評を博した帯ドラマ劇場『やすらぎの郷』の続編。前作で、老人ホーム『やすらぎの郷』に入居し、往年のスターらの様々な騒動に巻き込まれ、その人間模様を見つめてきた主人公で脚本家の菊村栄(石坂浩二)。今作『やすらぎの刻(とき)~道』は、菊村の執筆したシナリオ『道』が、新たに映像化されていく…という壮大な物語となっています。
菊村が手掛けるドラマ『道』は、山梨県の山間の村を舞台に激動の時代を生き抜いた無名の夫婦――根来しの(清野菜名/風吹ジュン)・公平(風間俊介/橋爪功)――の生涯を描くもので、昭和初期からはじまり、戦中、戦後、平成、そしてこれから到来する新元号の時代まで、その移り変わりを、1年間に渡る放送でじっくりと綴っていきます。
ドラマ『道』の展開とあわせて描かれていくのが、“テレビ人”専用の老人ホーム『やすらぎの郷』の“その後” ――。この『やすらぎ』パートでは、菊村栄はもちろん、白川冴子(浅丘ルリ子)、水谷マヤ(加賀まりこ)、高井秀次(藤竜也)、真野六郎(ミッキー・カーチス)らおなじみのメンバーに加え、新たに中川玉子(いしだあゆみ)、桂木怜子(大空眞弓)、香川さくら(丘みつ子)、蒟蒻亭乙葉(笹野高史)、辛坊修(ジェリー藤尾)、九重めぐみ(松原智恵子)、岸井さとみ(水野久美)の7人が“新規入居者”として仲間入りを果たします。さらに、橋爪功が『道』の公平役だけでなく、不運の元歌舞伎俳優・水沼六郎として登場するほか、施設のコンシェルジュ・有坂エリ役で板谷由夏も新加入。強烈な個性を持つ面々が加わって、新たな“嵐”を巻き起こしていきます。
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