古より神が棲まうという、美しき自然と神秘に包まれた南海の楽園。
そこには人々の欲望を満たす、様々なものが存在した。
美食・・・信仰・・・そして快楽・・・
小さな島には、巨大な光と影が混在していた。
そして闇に魅入られ、足を踏み入れた者には、悦びと・・・
限りなき嘆きが待っている。
なにも知らぬ無垢な少女たちが、禍々しき欲望の生贄となる・・・
獣と成り果てた先に、待つものとは・・・
ある日、商店街の福引きで『ペア南海の楽園３泊５日の旅』を当てた明日香は、
大喜びで光一郎（主人公）をボディーガード代わりに連れて旅立つ。
明るい日差しとリゾート地の開放的な空気に、すっかり観光気分に浸る２人。
だがその裏で、二人を監視するような、不穏な影が現れるのだった。
明日香は偶発的に危険な目に遭いながら、
なぜか次第に淫靡な妄想にうなされるようになる。
漠然とした不安を募らせる明日香と、楽天的な光一郎は、
安易な言い争いからケンカをしてしまう。
そしてそんな明日香に、彼女を狙う魔の手が伸びる・・・