現在の日本のようで、ちょっとだけ違う世界の話。
大きな違いは2つ。
1つはその世界には魔法が存在して、ほんの少しだけ魔法使いがいて、その魔法使いの力で科学と同じように利用されていること。
もうひとつは魔法使いたちのいる別世界・『魔法界』があり『魔法王』という存在がいること。
主人公“宮本勇輝”は魔法がほとんど使えないのに、魔法使いを育成する、特別な学園、国立第弐魔道師育成学園に
なぜか入学させられる。実技がだめな勇輝は入学早々、成績最下位でおちこぼれ中。
あまりにもダメで凹んでいたある放課後、つい補習から逃げ出して、公園で休んでいたら。
ブランコで一人遊んでいる少女から、
『王になってほしい』
と頼まれる。
子供の遊びだと思い、王になるよと軽々しく宣言する。
次の日の朝、起きたらベットの横に少女が。昨日の約束は遊びではなく本当に『魔法王になる』契約だった!!
口約束といえ魔法使い同士の約束は守らないと罰がある。少女“ミラ”が言うには王にならないと、
「たぶん、死ぬの」
しぶしぶ王になることは承認したものの、王になる条件の1つはお妃を決めることだった!?
恋人もいないのにミラによる無理やりなお妃探しに巻き込まれることになって……
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