太一は内乱を止めるために呼ばれた王都ウェネーフィクスにて、
貴族軍からの攻撃を退け、カシムとの因縁に決着をつけた。
貴族軍との前哨戦で太一たちが挙げた戦果は大きく、
貴族軍は打って出ざるを得ない状況まで追い込まれていた。
貴族たちの動きから、前哨戦の翌々日には最後の戦が始まると告げられる。
その一方で、不穏な影が蠢いていることに、
王国軍も、貴族軍でさえも気付いていない。
不確定要素が紛れ込んだまま、ついに始まる最終決戦。
軍同士の熾烈な争いが一進一退の攻防を続ける中、
太一は一人、与えられた役目を果たすために大空に躍り出るのだが――――。
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