一条流霞 (いちじょう るか) は繰り返される日常に辟易していた。
表向きはさわやかで優等生な好青年を演じ、でもその裏では 『自分の手で世界を変えたい』 という野心を持って、その目的のために日々を生きていた。
そんな流霞の前に、「ひとつだけ願いを叶えてやろう」 とそそのかす、文字通りの小悪魔が現れる。
彼女の名は “メフィスト”。
地獄の大公とも呼ばれ、強大な力を誇っていた彼女だが、今はその力の大半を敵の “教皇庁” に奪われているのだと言う。
その力を取り戻すことを条件に、流霞とメフィストは契約を結んだ。
一方その頃、教皇庁はメフィストを完全に消滅させんがため、7人の刺客を差し向けていた。
東京の夜を舞台に、
ルカとメフィストの融合した魔人――ナイトメア――と、教皇庁の戦いが始まる。
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