早坂颯太（はやさか そうた）はお調子モノでスケベな平凡学生。
お隣には超がつくお金持ちの桐生三姉妹が住んでおり、颯太と彼女たちは幼なじみの間柄。
そして現在、颯太は両親が単身赴任中のため、生活面を含めて桐生三姉妹のお世話になっていた。
そんな中、颯太は姉妹の三女・アリサの誕生日に、彼女たちが魔族の長・魔王の娘たちであると正体を明かされる。
驚きの事実を知っても脅えず、気後れしない颯太。
そんな彼に安心した姉妹は、自分たちが人間として生活している目的を打ち明ける。
その目的とは、外見や異能力への恐れから絶滅に追いやられつつある魔族の種の保存と、生き残る術の模索。
――平たくいえば人間の中からパートナーを選ぶのだという。
そして、姉妹は共に幼なじみである颯太をパートナーに選び、姉妹の中からひとりを選ぶよう、彼に迫るのであった。