≪幻妖綺 (げんようき) とは ――≫
月夜に語られる美しくも妖しい戀ノ噺 …… 物語の舞台は大正の御代。
光と闇が絡み合い、怪異が今も尚残る千年の都 ――
《人為らざる者》 との恋模様を描く大正幽玄浪漫譚。
今宵、怪異に囚われるのは ―― 。
≪物語≫
「この一面の赤い華は、境界の証だ。浚われないうちに早く帰るんだな」
朝霧の立ち込める鞍馬山――
《鞍馬天狗》 の鷹雄は、一面に咲く曼珠沙華の中で貴女と出逢う。
ひとたび別れた二人だったが、予期せぬ形で再び巡り逢うことに……。
花嫁として連れ去られ、不安に揺れる貴女に鷹雄がさし出したのは星のような金平糖。
その優しさに笑顔を取り戻した貴女に鷹雄は、 “ ある約束 ” をするのであった──。
緩やかで幸せな日々の中、 戸惑いながらも心を通わせていく二人。
星降る夜の逢瀬。
心に刻むは、十六夜月と秘めたる想い――。
≪収録内容≫
01. 序章 「緋色ノ花」
02. 第一章「花嫁」
03. 第二章「夫婦ゴッコ」
04. 第三章「月夜ノ宴」
05. 第四章「後朝」
06. 第五章「十六夜月」
07. 第六章「星空散歩」
08. 第七章「茜サス世界」
09. 終章 「天狗ノ契リ」
10. 光(Short ver.)/歌:結良まり
≪キャスト≫
鞍馬天狗 : 興津和幸
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