「成長し、大人になっていく……それはわたしたちとは違う、貴女の特権なんです。
どうか生きて、大人の女性になってください……」

元旦の朝、洞窟の中の湖で禊を始める貴女。
御供所三家から貴女の主治医の息子、星リツカが世話役となり、禊を取り仕切っている。

久しぶりに二人きりで顔を合わせ、初めはぎこちなかった空気が徐々にほころんでいく。
しかしリツカは甲斐甲斐しく貴女の世話をする一方で、時折不穏な言葉を口にする。

そして彼の秘密を知ってしまった貴女に、リツカは次々と衝撃的なことを語り始め―――