それは、秋の終わりを迎えようとした頃の事。
主人公の通う学園には少し変わったイベントがあった。
学園内で開かれる、有志によるクリスマス会。
その有志のリーダーは毎年、新しく就任した生徒会長がつとめるという伝統があった。
主人公、江田市生(えだ いちお)は文化祭で騒ぎを起こしてしまい、その責任を取る意味でもボランティアとしてそのクリスマス会に参加する事になる。
会を通じて出会う彼女達とのふれあいや、協力。
義務ではなく集まった仲間達との日々や、開かれるクリスマス会は一体どんなものになるのか。
「きっと楽しいものになるわ。ううん、そうするのよ」
「ああ、そうしないとな」
それは、雪の綺麗な時期に向けての事。
それぞれの楽しい思い出と、約束の交差する時間のお話。
more...