あの事件からしばらくたったある日。
祈が深刻そうな声で皆に告げた。
「お風呂のお湯が出なくなっちゃったんです……」
壊れたものは仕方ないと、麓にある温泉街・岩鞍村 (いわくらむら) に向かう一行。
しかし、到着した村でも温泉が水になっているという事件が発生していた。
護は自然現象でないと感じ、勇も霊脈に乱れがあるのではと推測する。
霊脈の乱れを探るため、源泉へと向かった退魔巫女と石動は、妖怪に襲われている少女を発見する。
そして救助した少女を見た護が、驚きの声を上げる。
彼女は……幼い頃病院で親しくしていた、御手洗灯 (みたらい あかり) であった――。
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