田園地帯を走る電車の中で目を覚ました主人公(あなた)はため息をつく。
法学の教授に研究室へと呼び出された大学4回生の主人公は、そこで無情にも出席日数が不足しており、このままでは単位があげることができないと通告される。そこを何とかと懇願する主人公に、教授は一枚の書類を差し出す。そこには別荘地にある図書館で住み込みで管理人のアルバイトをしてくれる人間を募集していると書かれてある。単位のため主人公は受け入れるしかなかった。
大学生活最後の夏休みに主人公は電車でバイト先である「野々宮図書館」がある奥音里へと向かっていた。前の席には「専用テニスコート使い放題」の文面に引かれてついてきた「友達以上恋人未満」な関係にある同級生が眠っている。
奥音里に付いた2人は目的地へと向かうためバスへと乗った。どんどん山奥へと進むバスに不安を覚える2人。辺りに何も無い停留所で降り不気味な林道を進んだ2人の目の前に古びた洋館が姿を現す。それこそが「野々宮図書館」だった。
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