『盗聴器ごしに、俺は学園のいろんな音を聞く。俺の入りこむことのできない、穏やかでまぶしい学園生活がその向こうにはあった』愛翼学園二年の弥勒京一は、父の復讐のために理事長関連の情報を集めていた。『俺が瀧を苦手な理由は、やたらと俺に構うこと。実は生まれた町が同じってこと。それともう一つ。――寝たことがある、ってこと』瀧の助けを借りて、ミロクは理事長宅に侵入を開始する。『どうして俺がかまうか、わかんねー?』『割り切ってるつもりでも、おまえ、全然割り切れてねーの。すげえ物欲しげにみえる』とらえられ、理事長の前に引き出されるミロク。果たして、ミロクの復讐は果たすことができるのだろうか――。
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