絶滅した筈のヒトの貴重な生き残りとして、一の島で生活している青年。
幼少期に美由菜に連れてこられて、一の島の村長に預けられ、村長を義父、義母を三月（みつき）として人魚の中で成長した。性格はいい加減でお調子者。毎日仕事もせずフラフラと遊び回っていたが、今年の誕生日を機にこの村の少女と結婚をし、村長の座を引き継ぐことでしっかりとした青年になる事を村長自ら希望する。結婚相手の候補は二人、この島の大富豪である神楽坂家の長女、小鮎か、武道を嗜んでいる仁科家の長女、九月のどちらか。ところがこの話が浮上してから数日後に、一の島の砂浜に雪花という女性が漂着し、エイジは彼女に一目惚れをする。