文章生。長谷雄からは「菅三殿」、屋敷の女房からは幼名の「阿呼さま」と呼ばれている。普段は冠を被っているため隠れているが、病で亡くなった兄・吉祥丸に負わされた傷痕が額にある。
学問に秀で洞察力もあるため、業平に度々事件への協力を頼まれている。おびただしい数の書籍を父・是善と共に所蔵している。遣唐使として大陸に渡ることを目標にしており、そのために学問に精進している。貴重な書物・墨に目がない。人と馴れ合うことが嫌いなため、屋敷に閉じこもりなことが多い。また、年若いため貴族社会の理不尽さには憤りを感じている。リアリストで物の怪・怨霊などの迷信は全く信じていない。厄介事に巻き込まれるのを嫌い常に相談者へ突っ慳貪な対応をとるが、相手の心理を汲み取り応じる優しさもある。
兄の死の原因となった藤原家を憎んでいる。是善に抗議するために数日間断食や、現実逃避のために出奔するなど頑固で行動的なところもある。
普通の貴族と違い、民衆とも分け隔てなく接する。
出演