普段は明るく愛嬌を振りまき、誰にでも好かれる少年。あだ名は “ロッカク”。
新しい学園に転入しても、すぐに周囲と打ち解けて男女問わず親しい交流を持つ。
田舎から上京し、都会の光景に驚くなどひょうきんな一面も。
表向きには借金のカタにヤクザの家へ連れてこられ、使い走りにされている可哀想な少年ということになっている。
――しかし、裏では普段の顔からは全く想像もつかないような暗殺家業をやってのける “人斬りイヅナ” 。
表裏二面のどちらも “六角弘太郎” であり、片方が虚偽というものではない。
実際は借金のカタなどではなく、義侠・九頭竜家 の客分として、司法で裁くことができない “悪” を依頼のもとで処断する人誅請負人。
全身に “殺人”技術が染み付いており、罪人を追い詰めて恐怖を味わわせてから殺す。
人の命を奪う側でありながら、弘太郎には人を信じたいという願望があり、良くも悪くも若さゆえの純心が滲み出ている。
「悪いが――この場で全員死んでもらおうか」
出演