本来想昨晚看 特意挤出了半夜的时间 结果大概白天忙得太累 被自己的计划奶死直接在桌上睡着了

一些吐槽参见终后吐槽日志的后半总结 https://bgm.tv/blog/290981
动画党慎入有透
タコ焼き作りは
久美子・奏・佳穂・真由の四人、
葉月・美玲・さつき・すずめの四人、そして
求・緑輝・弥生の三人に分かれて行われた。美玲がいちばん不安視していたのは求だったが、お目付け役の緑輝がいるおかげか、積極的に作業に加わっていた。
//修罗场ry
「わっ、みっちゃん! 粉が勝手に爆発した!」
「粉は爆発しません」
「このマシュマロめっちゃ美味しいねんけど」
「つまみ食いしない」
「みっちゃん先輩、ここにある液って、全部入れちゃっていいんですか?」
「最初からそんなにひたひたにしてたら具材が入らないでしょ」
葉月、さつき、すずめの三人が好き勝手に動くため、美玲は子供の世話を焼く保育士になったような気分だった。だが、不思議と不快感はない。むしろ非日常な時間を共有する楽しさがある。
//wwwww
そう素直に答えると、さつきは「うちも!」と元気いっぱいに返した。取り皿を長テーブルの上に置き、さつきはまるでコアラのように美玲の腕に抱きつく。
「こんなに楽しいのは、みっちゃんのおかげ!」
「そんなことないって」
「そんなことあるもん。みっちゃんと同じパートになれて、うちはほんまに幸せ者やなー」
まるで太陽みたいに、ニカッと歯を見せてさつきが笑う。
//さつき太治愈了
「
黒江さんってさ、俺のこと好きなんちゃうかな」
「あほちゃう?」
思わず口を衝いて出た言葉に、「あほってなんやねん」とちかおが拗ねたように口をへの字に曲げる。秀一は肩の力を抜くと、息を吐きながら天を仰いだ。
「その話、お前で五人目や」
「その話って?」
「黒江さんが自分に気があるかもって。どう考えてもないやろ。夢見んな!」
「なんでやねん。可能性はあるやろうが」
「むしろなんでそう思ったかを聞かせてくれ」
「いや、この前のサンフェスでさ。発表終わったあとに疲れて一人でぼーっとしてたら、『お疲れ様』って声かけてくれてん。
わざわざ、サックスパートの俺に!」
「そりゃ挨拶や。俺も言ったるわ、お疲れ様」
「いやいや、そんなんじゃないねんて。
俺の目、めっちゃ見てたもん」
「黒江さんは人の話を聞くときにちゃんと目を見るタイプなんやろ」
//笑死我了
福岡土産で有名な『博多通りもん』だった。お菓子を食べた直後には演奏できないので、食べるのは帰り道になるだろう。秀一はそれをスラックスのポケットに突っ込んだ。
//搜了下博多通りもん这个点心....话说为啥吃完点心不能演奏 怕嘴里残渣弄脏乐器?
「黒江先輩ですか? すみません、あまり興味が……」
「ごまかさんでええぞ。女子が気になるのは健全な思春期を送ってる証や」
「ちかおの言うことは全部聞き流してくれていいからな」
「
言われなくともそうしますけど」
「生意気やなぁ」
//求超绝ky

「みんな、黒江先輩のことが気になるんですかね。ほかのやつらからも聞かれました」
「そりゃあんな優しい子がおったら気になるやろ。魅力すごいやん」
「僕としては緑先輩のほうが魅力的に見えますけど」
//[打call]
「
支えたいと思える人が身近にいることは幸福なことだと思います」
「俺も、ちゃんと支えたいと思ってるよ」
//求GJ发言[打call]
「今日は風が強いね」
//なんか暗示
「そうなの。お母さんは早起きが苦手だから、できるだけ自分で作ろうと思ってて」
「ってことはそれも真由ちゃんの手作りなん? すごーい! さすがママ」
「ママ?」
//sasuga水妈
「緑ちゃんはどういう仕事に就きたいの?」
「ファッション系!」
「いつも衣装とかもいろいろ決めてくれてるもんね」
「緑、昔からお洋服大好きやから。自分の好きなことを仕事にできたらなって」
「音大とかは考えへんの? あんなに上手やのに」
「んー、音楽は大好きやけど、あくまで趣味かなぁ。緑は吹奏楽部で一緒にみんなで頑張るのが好きなだけで、プロのミュージシャンになりたいとは思わへんし」
「それ、私も同じだよ。一緒に何かを楽しみたいんだよね」
真由がうんうんと何度も首を縦に振る。
//緑進路の考え
カチューシャからこぼれる前髪を整え、緑輝は「できた!」と真由の髪から両手を離す。カチューシャを身につけた真由は、アイドルのように可憐だった。
//双马尾水妈 想看图 还有后面丽奈
もしも音楽によってつながった相手が音楽をやめるとしたら、麗奈とその相手の関係はどうなってしまうのだろうか。
//逆向呼应 总觉得花田事先看过短篇集的内容
カシャリ、とスマホの撮影音が教室に鳴り響く。緑輝の撮った写真には照れくさそうに目を伏せる麗奈と、穏やかな笑みをたたえる真由の姿が写っている。
久美子には見られたくないかも、とふと思った。理由は自分でもわからなかった。
//わかる
//搜了一下睡蓮鉢
だからこそ、すずめたちと一緒にいる時間は好きだ。楽だから。すずめや弥生は嫌なことがあるとはっきりと口に出すタイプだが、他者を傷つけるようなことは言わない。佳穂はいつも笑ってみんなを和ませてくれる密かなムードメーカーで、一緒にいると心地がいい。
四人が友達になったきっかけは、同じ保育園に通っていたからだった。小学生のときには弥生とすずめが些細なことで喧嘩して気まずくなったり(あのころはすぐに「ゼッコーや!」と言っていた)、失恋した佳穂を励ますのが大変だったり(三年間片思いをしていた男の子が遠くに引っ越してしまった)と、いろいろなことがあった。
//保育園失恋

中学生のころにはみんながバラバラの部活に入り、自然と会う頻度が減った。各々に新しい友達ができ、自分の活動に一生懸命になった。それでも寺での手伝いは続いていて、毎年祭りの日になると四人全員が集まった。
「バスケは?」と尋ねた沙里に、「飽きた!」とすずめはあっけらかんと答える。
「あれチャウチャウちゃう?」
「ちゃうちゃう、チャウチャウちゃうわ」
即座に反応する弥生に、ぷっと佳穂が噴き出す。お気楽な雰囲気に、沙里も思わず釣られて笑った。どれだけしんどい目に遭っても、みんなで一緒だったらなんだって乗り越えられる気がしていた。
「『
神ぃテク披露
してみい
や、
良いもん焼いたるわ。上石弥生です』」
//你这个文字游戏

何げない日常だ。沙里にとって、見慣れた風景。だが、この風景が当たり前に続いていくとは限らないと、沙里はうすうす気がついている。目を閉じると思い出す、サンフェス練習での息苦しさ。いまも胸に抱いている、コンクールへの漠然とした不安。ネガティブな感情を完全に払拭できる日は来ないだろう。
それでも沙里は、この四人で楽しい時間を過ごしたい。吹奏楽部に入ったことを一瞬たりともみんなに後悔してほしくない。
たとえそれが、夢物語だったとしても。
「来年も楽しみやね」
何げなく告げた沙里の言葉に、すずめが一瞬だけ目を大きく見開く。眼鏡のレンズ越しにのぞくその双眸が柔らかに半弧を描き、彼女は満足そうに微笑んだ。
//希望四人和前任们一样友情永远
~幕間・アジタート~
//本篇几乎隐身的梨梨花!
「私らの代は誰が部長になるんやろうね? 意外と夢ちゃんとか!」
「小日向さんに任すのはさすがに荷が重すぎると思うんやけど」
「緊張しいやもんねー。じゃあ、奏はどう? 頼まれたらやりたい?」
//噢噢 本篇里没讲的 看后面还有一章
そう言って、梨々花は奏の肩に身体からだをすり寄せた。ざっくりと開いた襟ぐりから、白い鎖骨がのぞき見えている。奏は肩をすくめた。
「無理に慰めようとしなくてよろしい」
梨々花は一瞬だけ目を丸くし、それから困ったように頭をかいた。
「バレてたか」
「心配しなくても大丈夫。春からずっと、ある程度の覚悟はしてたから」
「奏ならそう言うと思った」
「でしょ」
「でもでも、そういうところが心配だったりするねんなー」
「そういうところって?」
「頭が回りすぎるところ。奏って、優秀すぎるせいで損してるときあるからさー」
//梨々花優しい
梨々花の言葉にはいつだって
嘘がない。だが、いくばくかの
装飾はある。
自分と同じく複雑な心境であろう久美子に、ちょっかいでもかけに行こうか。そう思って広場を見渡したが、彼女の姿はそこになかった。ドラムメジャーである麗奈の姿もないため、おそらく二人でどこかにいるのだろう。
//话说合宿二日目の夜 高黄在哪来着....按年表找了一下也没记载 又懒得翻终后(
「同窓会に呼ばれたいんだ、私」
はにかむように微笑する真由に、嘘の気配は微塵もない。その双眸の奥底をのぞき込んでみたら、そこにあるのはなんなのだろうか。
善意で封をされている、彼女の本性のパンドラの箱。「そうなのかな? 自分ではよくわからないけど。あ、でも、昔、友達に注意されたことはあるかな。『
ハッピーエンドが好きすぎる』って」
//这本短篇集的总构成就是奏和水妈直接的关系的样子
//水妈老在点题(みんな)
「私たちにとってのハッピーエンドは、
黒江先輩が闘志に目覚めることでしょうか」
五 ドライブ
「ふーん?」
「ふーんって何よ」
「いや、優子にしてはいい提案やなと思って」
「〝にしては〟は余計なんですけど?」
バイトは性に合っている。費やした時間が、賃金として視覚化されるから。
隣にいる優子は文字を打つのが面倒なのか、やり取りを夏紀に任せたままだ。
//搜了一下南紀白浜 哇好漂亮
「夏休みの最初のころにね。優子と一緒に兵庫の免許合宿行ってさ」
//日本人啥都搞合宿 考驾照也搞合宿 感觉很有意思
「免許、もう持ってる」
「えっ!」
//我也惊叫了一声wwww
「じゃ、帰りはみぞれに運転してもらいますか」
「できる」
「それ、ちょっとドキドキするかも」
希美が心臓に手を当てながら言う。「確かに」と珍しく優子が希美に同意した。夏紀の勝手な見立てではみぞれは意外と運転ができるタイプに見えるが、実際のところはよくわからない。ハンドルを握ると性格が豹変する可能性もある。
やっぱり帰りも自分が運転しようと、夏紀は密かに心に決めた。
//豹変


「それは夏紀のほうでしょ。あ、そういえばさっき飲むゼリー買ったん
にゃけど飲む?」
「買ったん『にゃ』?」
目的地までの道のりはまだまだ長い。だが、こうして狭い車内でみんなと過ごす時間が、夏紀は結構好きだった。
//小旅行的小片段 南四4ever
六 彼岸花の亡霊
『彼岸花を家に飾ると火事になる』
「俺は、北宇治の人間やから」
「でもさ、龍聖の人間でもあるわけやんか、途中までは」
「まあ、それは事実やけど。でも、龍聖やと俺は俺でいられへんから。あそこにいると、自分のことを好きになれへん」
「北宇治やとなれるん?」
「……多分?」
「なんで疑問形やねん」
燃えるような鮮やかな赤を、求はこのうえなく美しいと感じている。
──いまはまだ。七 賞味期限が切れている
転校を繰り返した真由には、全国各地に友達がいた。そのなかにはずっと付き合いがある子もいれば、いつの間にか連絡を取らなくなった子もいる。
年始のあけおめのメッセージが届かなくなると、真由はいつも切なくなる。彼女たちの『友達』というフォルダから、自分が削除されてしまったことを察するから。//活得真累....
「人の悪いところを見つけるのは簡単よ。だけど、真由には人のいいところを見つけられる人間になってほしい。嫌いな人がたくさんいる人よりも、好きな人がたくさんいる人のほうが幸せになれるだろうから」
真由は
みんなと仲良くしたい。
//和幕间一样疯狂点题
「おはよう」「昨日の宿題、難しかったよね」「私、何かひどいことしちゃったかな」「嫌な気持ちにさせたならごめんね」「私、瑠璃葉ちゃんとまた仲良しになりたいな」
何度無視されても、真由は毎日のように彼女へ話しかけた。
「悪いところがあったら言ってね、すぐ直すから」
//水妈你好恐怖(
席に一人でいると、クラスメイトの男子たちが真由のことを気遣うように話しかけてくれる。ほかのクラスメイトたちは好きな人がどうだとよく話題にしていたが、真由はそうした恋愛事には疎かった。男子と女子は同じ人間というくくりであって、性別によって相手に対する考え方を変えることはなかった。
時間がたつにつれ、真由は徐々に男子とともに過ごすようになった。女子たちが瑠璃葉に気を遣って真由を避けるようになったのだ。真由は気にせずにこれまでどおり過ごそうと努めていたが、向こうから避けられてしまってはどうしようもない。
人間関係は理不尽だ。こちらに何ひとつ落ち度がなくとも、勝手に扱いが変えられる。
//卧槽水妈简直綾瀬川次郎

「ごめんね。私、付き合うとかよくわからなくて」
真由は恋愛よりも、
みんなと一緒にドッジボールがしたかった。
男女が一緒になって無邪気に鬼ごっこやケイドロをしたあのころに戻りたかった。
どうして普通の友達でいられないんだろう。真由はただ、
全員が仲良しだったらいいのにと思っているだけなのに。
「それをチヤホヤって言ってんの! 男子とか、真由ちゃんのこと可愛い可愛いって馬鹿みたい。西村だって、ずっと私のこと好きって言ってたのに、真由ちゃんが転校してきたら急にそっちばっかり構うようになって」
//明明是我先ry
「だったらごめんね、私のせいで。西村君にはこれからも友達でいようって言ってあるし、もし瑠璃葉ちゃんが望むなら私もこれから瑠璃葉ちゃんの恋を応援するよ。だから瑠璃葉ちゃんも──」
//水妈真的好恐怖 还有真的好像aya

「いつまでも友達でいようね、私たち」
真由と瑠璃葉はそう言って、涙ながらに別れを告げた。だが、数年が過ぎたころには、自然と瑠璃葉からの連絡は途絶えた。彼女のなかで、
友達の賞味期限が切れてしまったのだろう。
//对人家来说朋友只是工具吧
「真由って、大学行ったら変な男につかまりそう」
//什么什么flag

友情は薄れていくものだ。そのシビアな現実を知っているからこそ、真由はいつまでもつながっている絆きずなが欲しかった。
一生ものの友達が。
//久?奏?
~幕間・グラーヴェ~
自分も本番に出たかった。Aメンバーとして久美子たちとともにあの舞台を、今年最後のコンクールを、
五感のすべてを使って味わいたかった。
そんなことは、いくら考えても詮ないことだ。
だから来年こそは、と奏は密かに拳を握り締める。
誰にもバレないように、こっそりと。歓喜に沸く部員たちの空気に、
自分の些末な感情で水を差すようなことだけはしたくなかった。
//心疼
「そんなこと聞かなくてもいいんじゃないかなぁ」
トン、と真由が上履きに包まれた爪先で廊下を叩く。奏は開け放たれていた窓を閉めた。
「聞かせていただけないんですか? 私、気になってしまって」
「聞かせたくないとかじゃないんだよ。ただ、久美子ちゃんがソリストっていう結論がすべてじゃないかなって」
「それはつまり?」
「…………」
//厄草真放了?
だとしたら、この結末は必然だった。部長である久美子が転入生である真由に打ち勝ち、そして部はいっそう結束を高める。真由もまた一致団結する仲間の一員となり、みんなが心置きなく全国大会の本番に挑む。
なんと美しい筋書きだろう。ゾッとするくらいに。
//剧本ry
「そうかな? 私はただ、
みんなが幸せになるのがいちばんいいなって思ってるだけだよ」
「私、黒江先輩は執着のない方だと思っていました。でも、誤りでした。貴方は誰より強欲なんですね」
「強欲? うーん。そんなこと初めて言われたかも」
「黒江先輩は自分の欲望に忠実な方ですよ。ただ、その欲望の内容が『
みんなの幸せを望んでいる』というだけで。だから自分を犠牲にする善人だと思われて、貴方の立場を難しくする。なんてことはない、非常にわがままで自分勝手な性格というだけなのに」
//无限点题 太aya了

「
真由先輩とお呼びしても?」
「もちろん!」
奏の手を握り締めたまま、真由は大きくうなずいた。いまならきっと、
私たちのなかに彼女も含まれる。そんなことを、奏はふと思った。
八 大人の肴
橋本、滝、美知恵、聡美の四人で打ち上げと称して飲むことは、これまでも何度かあった。とくに
美知恵は酒豪で、以前彼女と同じペースで飲んでいた橋本がうっかり酔い潰れたことがある。滝は昔から一杯目以外はソフトドリンクしか飲まないため、酔っているところは見たことがない。
//是吗!好有意思的吃饭组合
美知恵の最近のブームはドライブで、部活のない日は夫とともに近場を旅行するらしい。
滝の前の北宇治の顧問は産休に入ったあと、そのまま仕事復帰せずに退職したらしい。
//草
「そういえば滝クン、興味ない? 沖縄」
マイペースな橋本に、やれやれと呆れ顔をする滝。大学時代と変わらない砕けたやり取りに、聡美と美知恵は顔を見合わせて笑った。
喜びを肴に、楽しい夜は更けていく。
//教师组也很喜欢
九 新・幹部役職会議
//来了来了 本篇未决的悬念
梨々花、奏、美玲。
//不出所料你三
//梨々花主视角

「わ、わわわたしですか?」
//梨々花かあええ…
「それに何より、ほかの部員から舐められなそうやしな」
//......
「……ってあれ、なんか本格的に決定みたいな雰囲気になってるんですけどー!」
「新部長、頑張って」と真顔で麗奈がうなずき、
「大変やと思うけど、困ったら久美子に相談したらええし」と秀一が親指を立てる。
「うわ彼氏面……」
「いやいや、どこがやねん」
「しかも無自覚」
「普通の助言しただけやんけ」
//笑死我了wwwww
「私、剣崎梨々花……北宇治高校吹奏楽部の部長をお引き受けします!」
宣言した以上、もう後戻りはできない。まっすぐに久美子の目を見ると、彼女はこちらに右手を差し出してきた。その手を、梨々花も強く握り返す。勉強している証なのか、久美子の右手の中指にはペンだこがあった。「感動の瞬間ですね」と奏が茶化すように言う。
つながった手からは、久美子の温かな体温が伝わってきた。
//传承
十 旧・幹部役職会議
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会議は踊る、されど進まず。
//吹响!维也纳会议(
「明らかに上手から。
どんな性格の人間が部長に向いてるかとかはアタシにはわからんけど、技術的な柱役は絶対にいたほうがいい」
トランペットパートの二年生である小日向夢は、一年生時からAメンバーに入る実力者だ。来年の北宇治を引っ張っていってもらいたい存在ではあるが、役職というよりは演奏面での期待のほうが大きい。
//小梦 强!准全国级
「対人能力?」
「みっちゃんって、人付き合いは不器用なところがあるから。それだったら技術的な面に集中してもらったほうがいいんじゃないかなって」
「高こう坂さかみたいな存在ってことやな」
「どういう意味」
「スンマセン。ナンデモナイデス」
//秀一又活得不耐烦了ry
「クラリネットの子はどう?」
麗奈の問いかけに、久美子は顎に手を当てて考えることにした。二年生部員の顔を一人ずつ思い浮かべ、部長に適性がありそうな子がいるかどうかを探る。
「クラの子たちは集団で行動するときは頼もしいんだけど、一人で動くのが苦手な子が多いイメージだなぁ」
「サックス組は?」
「んー。ハキハキはしてるんだけど、特定の友達とだけ仲良しな気がする。全員をまとめるって雰囲気じゃないかも」
「フルート」
「気の強さが、いい方向に行くときと悪い方向に行くときがある印象。優子こ先輩と夏紀先輩みたいにアクセル役とブレーキ役が上手く働く組み合わせの子がいればいいんだけど、そうじゃないし」
「ダブルリード」
「穏やかすぎて、揉め事の対応は難しいかも。梨々花かちゃんは副部長とか補佐役に向いてるとは思うけど」
「パーカス」
「あそこの二年生はちょっと真面目すぎるときがあるんだよね。メンタル的にリーダー系の仕事はちょっと不安かも」
「ホルン」
「結構、ノリを重んじるタイプが集まってるからなー。調子がいいときはいいんだけど、空気が悪いときの対応は難しそう」
「トランペット」
「夢ちゃんがいちばんの実力者って感じだけど、当の本人は部長とか絶対向いてないし。でも夢ちゃん以外となると、抜きん出てる子はあんまいないか……」
「トロンボーン」
「いい子は多いんだけどねー。ここもホルンと同じで、揉め事が起きると萎縮して動けなくなっちゃいそう」
「低音」
「このなかだとダントツでみっちゃんが人の上に立つのに向いてる印象がある。一年生のときよりかなり丸くなったし。でも、ここはもうドラムメジャーで押さえちゃってるしな」
「全部あかんやんけ。無理や、決まらん」
「っていうか、久美子って本当によく部員のこと見てるよね……」
//
北宇治高校吹奏楽部百科全书 sasuga部长
誰かを選ぶということは、信頼と期待を押しつけるという行為だ。本人たちが、この役職は荷が重すぎると苦しむかもしれない。あるいは、この決断が間違いだったと久美子たちが後悔する日が来るかもしれない。
選ばれるより選ぶほうが難しいときがある。それは久美子が三年生になってから身に染みて実感したことだった。決断には責任が伴う。
その責任から逃れたいと、いまの久美子は思わない。 もう少し。あともう少しだけ、この楽しい時間が続きますように。
祈りに似た感情を口端に乗せ、久美子は二人に笑いかけた。
十一 未来への約束
//这章果然长....
ひとつ上の先輩である
後藤と梨子のカップルは東京と京都の遠距離恋愛となっているが、いまでも円満らしい。「あそこはどっかのタイミングで結婚するやろ」と夏なつ紀きが以前に話していたのが、秀一と一緒にいるとときどき脳の片隅によぎる。
//噢噢...
「だって
教員免許取らなきゃいけないしね。それ以外はあんまり考えてなかったな。とにかく合格してるか不安で不安で」
「部の卒業旅行に部長がおらんなんて聞いたことないもんな!」
「……なんて?」
「いやだから、部の卒業旅行。毎年三年生が行ってるやん。俺らもそろそろ動かへんと」
「ソツギョウリョコー……」
肩の力がどっと抜け、久美子は背後にある背もたれに身を預けた。秀一が「どうしてん」と不思議そうに首をひねっている。
//久以为你说新婚旅行度蜜月呢

緑輝は早々に推薦合格が決まっていたし、葉月も十二月には合格が決まった。真由やつばめ、順菜といったそのほかの吹奏楽部の三年生の面々は、国公立の大学が本命のためこの場にはいない。
//進路&国公立組
「ぶちょー!」
「久美子先輩は私にとって永遠に部長なんですー」
そう言いながら、梨々花はずんずんと室内に足を踏み入れてきた。ばさりとファイルを机に置き、梨々花は自身の額の前で勢いよく両手を合わせる。
//

「じゃあ提案なんですけどー、沖縄とかどうでしょうか!」
「沖縄! りりりん、めっちゃいいこと言うやん」
//沖縄!!!我已经预感大家各方不约而同在碰面沖縄玩耍了
//搜了下真日瑠島 原来是虚构的 不知道是不是八重山諸島里找的原型
「メインは敷地内で行うパレードなんですけど、それだけじゃなくて敷地内でミニショーもしてほしいみたいなんですー。お客さんと距離が近い感じのやつ。それで、パレードはこっちでやるんで、もしよかったら座奏のほうを三年生の方たちにお願いできないかなーって。先輩たちなら任せて安心ですし」
//能不能把奏塞进去啊
旅行日程は三泊四日。本番前日に前乗りし、本番を迎えたあとは存分に観光を楽しむ手て筈はずとなっている。一・二年生の引率は滝が担当するため、三年生の引率は美知恵が行う。卒業旅行という名目もあり、美知恵が付き添ってくれるのは本番の前日と当日の二日間だけらしい。残りの日程は三年生だけでの自由行動だ。
//羡慕
・『オーメンズ・オヴ・ラヴ』
・『宝島』
・『シング・シング・シング』
・『ディスコ・キッド』
・『マンボ No.5』
・『セドナ』
・『故郷の空in Swing』
・『ウエスト・サイド・ストーリー・メドレー』
・『セプテンバー』
・『リズと青い鳥』
・『ルパン三世のテーマ』
・『学園天国』
・『Another Day of Sun』
・『ディープ・パープル・メドレー』
・『キャント・バイ・ミー・ラブ』
・『アフリカン・シンフォニー』
・『ブラジル』
・『テキーラ』
//都想听(
「夜は明け 世界に光が満ちる
輝く未来に向かって
僕達はいま踏み出そうとしている
知っていたかい
当たり前だった日々が
いつの日か思い出に変わることを
僕達は今日 友と離れて
人生という名の旅に出る
その背に勇気と希望をのせて
己の人生を歩んでいく
分かち合った喜び
分かち合った悲しみ
君と共に過ごした日々を
僕は一生忘れやしない
また会おう
また会おう
あの日交わした約束を信じて
果てしない未来を生きていこう」
//想听!
・『ウエスト・サイド・ストーリー・メドレー』
・『マンボ No.5』
・『故郷の空in Swing』
・『再会 ~未来への約束~』
・『Another Day of Sun』
//想听ry
「だからソロはめっちゃうれしい。福田洋介けさん、ありがとうありがとう……」
天に拝むようにして、葉月が編曲家に感謝の念を捧ささげている。
//噢噢葉月solo!
緑輝に褒められ、求はうれしそうにはにかんでいる。もしも求が犬だったら、いまごろ尻尾をブンブンと左右に揺らしているところだろう。一連のやり取りを眺めていた奏が、「あんな表情、久しぶりですよ」と久美子にこっそりと耳打ちした。少しおもしろくなさそうだった。
//kksk
//Another Day of Sun - La La Land https://www.youtube.com/watch?v=CWnYIb2lqpo ....哇这也太好听了

「ワカッタヨ!」
「ミッチャン、キョウモカッコイイネ」
いや、それは三年生というより麗奈効果か、と久美子は横目で隣にいる元ドラムメジャーを見る。引退したいまでも、麗奈の威光は衰えていない。
「さすが鈴木さん、高坂先輩がいても動じてない」
「はあーん、カッコいいー」
久しぶりのパレード練習ということもあり、部員たちの動きにはぎこちなさがあった。楽器を持たずにこれだから、演奏しての歩行となるとより粗が目立つだろう。メガホンを持つ美玲が声がけをしているが、ここからではその内容までは聞こえない。
一・二年生たちはしばらく歩行練習を行っていたが、やがて美玲がメガホンを置いた。休憩時間になったのだろうか。代わって梨々花がメガホンを手にして前に出た瞬間、そこに漂う空気が露骨に弛緩したのが見て取れた。ピンと張られていた糸が、両端を引っ張るのをやめた途端にだらしなく緩むあの感じ。
//哈哈哈哈哈哈
距離があるため一人ひとりの表情を視認することはできないが、おそらく笑い合っているように見える。それを楽しげな雰囲気だと称することはもちろん可能だった。だが、久美子の部長としての経験がこの光景にどこか引っかかりを覚えている。
早めに解き終わった試験の解答用紙を前にして、ケアレスミスを見落としているときのような、得体の知れない不穏な違和感。「……ま、気のせいか」
目線を近くへ戻すと、窓ガラスにぼんやりと映り込む自分の姿が急に強く意識される。久美子は頭を振り、開けていた窓を閉めた。途端に風が吹き込むことはなくなり、廊下には生ぬるい空気だけが残っていた。
//好比喻 什么伏笔.....
卒業式はすでに終わっているため、いまの久美子たちは
高校生でも大学生でもない宙ぶらりんな存在だ。
「ようやく俺もこれからの話ができるな。久美子の大学ともキャンパス近いし、会いやすいと思う」
「一緒に通えるかな?」
「それは取る授業次第やろうけど。でも、できるだけ一緒におれたらいいな」
「へへっ」
「なにわろてんねん」
「べつにー」
勝手に口元がにやけてくるのを、久美子はこらえようともしなかった。秀一の何げない言葉がうれしかった。
「これで演奏会の手伝いもできるわ。久しぶりのボーンやけど、上手く吹けるやろか」
「ブランクはやっぱあるよ。私も戻すまで大変だったもん」
「マジか。引退したの、ついこのあいだやのにな」
「あ、それと秀一は歌の練習もしなきゃね」
「歌ぁ? そんなんあったっけ」
「あったよ。練習、付き合ってあげる」
//我笑眯眯地看小情侣对话
そう言って微笑する真由はもちろんのこと、パーカッションでは順菜やつばめが顔を見せるようになった。三人とも、無事に第一志望の大学に合格した。
//国立大组 都合格了
今回のショーは、橋本が指揮をする予定になっている。顧問である滝は一・二年生たちに付き添うためこちらの指揮ができないという事情は理解できる。だが、どうして副顧問である美知恵ではなく橋本が指揮をすることになったのだろう。何か意図があるのか、それとも大人の事情なのか。
//???这又什么伏笔
麗奈には、音楽と一生向き合う覚悟がある。彼女にとってトランペットは人生を懸けるに値するものだ。では、自分はどうだろう。金色のユーフォニアムに映る自分の顔をぼんやりと眺めながら、久美子は静かに息を吐き出す。
大学生になっても、自分は音楽を続けたいのだろうか。「去年の春、新一年生が入ってきたときから、アタシはずっと同じことを言ってきました。お客さんにとって新人かどうかなんて関係ない。
その瞬間に提供された音楽だけが、お客さんにとっての評価対象やって。そしてその考えはいまも変わっていません。アタシは、北宇治がこの程度やって思われたくない。
北宇治がいちばんやって、聞いてくれるお客さんに感じてほしい」
指揮棒を握り締めたまま、麗奈がグッと唾を飲み込む。その眉間に皺が寄っていたのは、彼女の焦りの表れかもしれない。
「時間がないのはわかっています。みんな、受験で大変やったし、ブランクはもちろんある。でも、だからこそ残りの日数、死ぬ気で練習に打ち込んでください。
これがアタシたちの北宇治としての最後の演奏です。完璧な演奏を目指しましょう」
最後。その二文字が、腹の底にズシンと響いた。「はい!」と返事する部員たちの声量は、いつにも増して大きかった。
//

だが──、と久美子は譜面を見つめながら眉間に皺を寄せた。自分のユーフォと真由のユーフォ、ふたつの音色が上手く噛み合っていないような気がする。砂糖が溶け残っているカフェオレを飲んだときのような、気のせいとも取れるほんのわずかな違和感。
曲が終わったあと、麗奈は何かを考えるように顎に手を当ててじっと黙り込んでいた。やがて顔を上げ、彼女が静かに口を開く。
「ユーフォ、ここは責任重大です。二人でしっかりと息をそろえてください」
//我就说 水妈换奏来!(
「求くん、いまはカラーガードのまとめ役やってるねん。奏ちゃんに押しつけられたって本人は文句言うてたけど、意外と面倒見がいいみたい。役割があるとちゃんとこなせるいい子やねん」
//求也成长了啊
//搜了下東京ばな奈 有点可爱...
「そんなもん、
ゴメハの加護を信じるのです……」
「あの足幅の感覚、すぐおかしくなるよなー。私の脚が長すぎるせいやろか」
「はいはい」
「テキトーに流しすぎやろ」
//噢噢 橘色恶魔的名物
「先に好きになったのは詩織のようなんですが、告白したのは樹で。結局その男子は樹と付き合うことになり、『私が先に好きやって言うてたのにずるない?』『それやったら先に告白したらよかったやん、意気地なし』『はぁ?』『ほんまのこと言うただけやろ』……とまぁ、こんなふうに揉めているわけです」
「最悪じゃん」
「最悪ですよ。クラリネットパートは北宇治の宝です。それがまさか、恋愛でここまでこじらせるとは。これだから恋って恐ろしいんですよ。ね、先輩」
「なんでそれ私に言うの」
「先輩はお詳しいかと思いまして」
//我tm笑死怎么又来明明是我先 水妈才是有这种经验让水妈来ry
「確かに困っていますけど、先輩はこれからいなくなるわけじゃないですか。次に同じようなことが起こったときに先輩には頼れないんですから、先回りして問題を解決していただく必要はないですよ」
ガン、と透明な鈍器で頭を殴られたような衝撃があった。
//
元部长
//奏偉い
「それに、波風の立たない人間関係が好ましいとは私は思っていませんから。ちょっとくらい衝突してるほうが部として健全ですよ。……まぁ、梨々花の胃は痛くなるかもしれないですけど」
//奏「諸君、私は戦争が好きだ」
私にとって皆さんは、北宇治で
初めて三年間をともにした大事な生徒なので」
滝が指揮棒を小さく揺らす。久美子たちは楽器を構え、その一挙手一投足を見逃さないように彼を見つめた。息を吸う気配。シャツの衣ずれの音。
滝を構成するすべての物音が、なんだか懐かしかった。 滝がそっとパーカッションへと手を向けて指示を出す。うなるようなティンパニのクレッシェンドが室内へと響き渡った。
「お洋服! 沖縄やったら緑、アロハシャツとかかりゆしウェアとかムームーとかオススメやなぁ」
「むーむー?」
「ハワイの言葉で『短く切る』っていう意味の、ゆったりしたデザインのワンピースのことやで。フラダンスの人が着てるあの可愛いやつ!」
//学习下ry
組んでいた腕をほどき、秀一は一歩横にずれる。半端に開いた二人のスペースに、久美子は自然に割り込んだ。
「なんか、喧嘩ってほどじゃないけどギスギスしてる感じやったみたいで……それで部全体でも気まずい空気やったらしいんやけど、部長の剣崎がついに爆発して」
「爆発ぅ?」
思わず声が裏返った。秀一は頬をかきながら言う。
「いや、俺も実際に見たわけちゃうけど、『私はアンタらのお母さんちゃうねんでー!』って叫んだらしくて」
「あの剣崎さんが?」
「想像できないね」
//梨梨花大活跃!!我太开森了
「沖縄なんて遠くまで遠征するの、北宇治は初めてやしね。立華はこの前アメリカのパレード出てたけど」
//立华nb.......什么时候动画化
「アタシは大きい滝が見てみたい」
「滝?」
「うん。ナイアガラの滝」
//滝wwwwww
「麗奈の『まだまだ』はハードル高いからなぁ。でも……そうだね。バイトしてお金貯めたら、一緒に旅行に行こう」
「約束やで?」
麗奈が小指を突き立てる。「もちろん」と久美子は自身の小指をそこに絡めた。実現されるかわからない不確かな未来の約束。その積み重ねが、久美子の未来予想図を明るいものにしてくれる。
「愛してるゲーム?」
「知らない? 結構有名な遊びだよ。何人かで輪になって、隣の席の人に『愛してる』って言ってくの。言われた人は、また隣の人に『愛してる』って言うか、自分に言ってきた人に『もう一回』とか『もっと聞かせて』とか返して、繰り返し『愛してる』って言わせるの。それで、恥ずかしがったり照れちゃったりした人の負け」
//「大好きのハグ」完了是「愛してるゲーム」 绝对是巨大伏笔吧
「空港に着く前に、合唱の練習やっておきます。一・二年生の子たちも喉を開くために一緒に歌ってください」
//车上唱歌 真就春游呗
//搜了下ジーマーミ 可爱想吃
人数の都合上、久美子と麗奈は二人部屋を割り当てられた。
//人数の都合上

ガチ都合やで
「今回のイベントの主催者とは高校時代からの長い付き合いやねんけど、その人と飲んでるときに『いい吹奏楽部はおらんかー?』って聞かれてん。それでボクが堂々と胸を張って北宇治を推薦したってワケ。ほんでまぁいろいろあって、滝クンが現役組に付きっきりで忙しいからボクが指揮者になったって流れです。あれ? あんまちゃんとした説明になってへんな。まあええか」
//草 你.....
ツーカーニコイチ 噴き出すように、真由が笑みをこぼした。背を丸め、彼女は自身の口元を両手で覆った。それに釣られるように、久美子もまた自身の頬が勝手に緩んでいくのがわかった。肩の力が自然と抜け、生温かな感覚が全身を包む。
目の前に、脅威はなかった。優しいクラスメイトがただそこにいるだけ。「真由ちゃんは大学に行って何かしたいことあるの?」
「私? 私は……恋人が欲しいかも」
//flag回收wwww
「私はいい。このサイズを食べちゃうと、晩ご飯が入らなくなりそう」
「半分のサイズだったら食べられる?」
「え? うん。それだったら入りそうだけど」
「はい、半分こ。こっちは真由ちゃんの分」
「ええ? いいよ、私は」
「いいからいいから。前に私にお土産くれたでしょ、そのお礼」
「わっ、これ美味しいね」
「ね。一緒に食べると本当に美味しい」
//这两段就那啥 趁丽奈两人不在成了真正的旁友ry
寝転ぶ久美子の身体の上に、麗奈がムームーをのせるようにしてあてがう。「似合ってる」と告げる彼女の唇は、ほんの少しとがっていた。久美子は身を起こし、にやりと口角を上げる。
「もしかして、すねてる?」
「べつにそんなことないけど?」
//果然www
//合浴

//愛してるゲーム 性格上高黄玩不来hhhh
北宇治ファイトー//



~閉幕・パストラーレ~
それからしばらくのあいだ、二人は黙って花火を眺めた。今年の北きた宇う治じはどんなふうになるだろう。新しい役職、新しい部員たち。先輩部員は去り、残った自分たちが最高学年だ。
真っ白なキャンバスを前にしたときのような、爽やかな緊張と不安を帯びた楽しみが奏の胸を満たしている。寂しさはあった。だが、それ以上に期待もある。始まりの予感が、奏の心臓のいちばん柔らかな部分をくすぐっていた。
//kksk
//项链
「
北宇治を頼んだよ」
二人の目線の高さは、いまや同じだった。
「もちろんです」
うなずいた声に、茶化す響きは微塵も含まれていなかった。久美子は安堵したように頬を緩めると、「心強いなぁ」とつぶやいた。その声に含まれた寂寥と同じものを、奏もまた感じていた。
季節は回り、新しい一年が再び始まろうとしている。先輩たちが奏を導いてくれたように、今度は奏たちが部員たちを引っ張っていく番だ。仲間は変わる。されど、変わらずに受け継がれているものはきっとある。
春風を吸い込み、奏は夜空を見上げる。打ち上がる花火は、きらびやかな金色をしていた。
そして、北宇治の音楽は続いていくのだ。//我很高兴看到奏在这一本里的役割和她的エピソード 这让她不再是本篇中无法选入A member的"牺牲品" 而是下一代北宇治的领路人
//还有很多内容想看的....还会有吹15吗
我流评价更新吹13(飛び立つ)和吹14(本书)
长篇类
一3(10分)>二后(9.5)>一1(9)≈立前(9)≈终前(9)≈
飛び立つ(9)>终后(8)≈二前(8)>一2(7)>立后(6.5)
短篇集类
ヒミツ(9)≈ホント(9)≈
みんな(9)>日誌(8.5 短篇部分9)