懐かしくも新しい、近未来のソングブック。
lasahの1stミニアルバムは、SF文学作品に音を乗せることをコンセプトとした作品。
アーサー・C・クラーク、レイ・ブラッドベリ、オルダス・ハクスリー、フィリップ・K・ディック、 ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア、 カート・ヴォネガット・ジュニア……
彼らが紡いだ機械の無垢と人間の感情の迸りを、lasah自身によるプロデュースのもと、『クロノトリガー』『ゼノギアス』などで知られ る作曲家・光田康典をはじめ、sasakure.UK、きくお、くらげP、キャプテンミライ、whooら豪華作家陣が音像化。
全編英語による歌詞は、少女時代をアメリカで過ごし、文学作品の原典に親しんできたlasahが自ら担当。
エレクトロニカ、EDM、ハウス、ドラムンベース、テクノポップ、インディー・ロックなど多彩なジャンルを呑み込んだ楽曲群が、名作小説のアナザーストーリーとも言うべき歌詞と、時に優しく囁き、時に力強いlasahの歌声によって統一感を持つひとつの作品へと結実した。
ジャケットイラストは気鋭の美術作家・大槻香奈の描き下ろし。アートワークのデザインはYumaSaitoが担当している。
(text by TJ)
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