自身の左腕を犠牲に、王女暗殺計画を阻止したシュリネ。だがその代償は大きく、ルーテシアの護衛の仕事を十全にこなせないことに焦りを覚えていた。そんな中、ルーテシアは王国との同盟を打診するため、サヴァンズ要塞都市へと派遣されることになる。世界有数の技術力を持つ要塞都市ならば、戦闘に耐えうる義手を手に入れることができるかもしれない。そう考えたルーテシアは、シュリネを伴って使節団として要塞都市へ向かう列車に乗り込む。だが、そこに待ち受けていたのは、思いもよらぬ人物だった――。因縁が絡み合う、剣戟百合ファンタジー第三弾!
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