1983年に開催された日本SF大会「DAICON4」の宣伝のためのプロモーション作品として制作され、その前年のSF大会「TOKON8」で上映された[要説明]。本作品は長期シリーズの中の1話という体裁をとっている(全26話のタイトルと登場する怪人も設定されているが、これは後に『アニメック』にて紹介された際にネタとして発表されたもので、制作されたのは第3話のみである)。ロケ地の1つは日本万国博覧会(大阪万博)の跡地である万博記念公園で、背景に太陽の塔やエキスポタワーが見える。他に大阪城公園でのロケも見られる。
オープニングテーマは第5作『太陽戦隊サンバルカン』主題歌の替え歌であり、オタクのカラオケの定番とも[2]言われる。タイトルロゴもサンバルカンのそれを真似たものであった。他にも大日本の登場シーンや、富士山をモチーフにした5人の戦士の決めポーズ、サンバルカンのオープニングで嵐山美佐(演:根本由美)が屋内プールで泳ぐシーンを意識しているとみられる本作品オープニングでの舞子ユキ(=アイ・ゲイシャ。演:西由紀)が屋外プールで遊んでいるシーン、武器の1つでサンバルカンの兵器の1つであるバルカンボールを模した「天誅ボール」、サンバルカンロボの必殺技である「太陽剣・オーロラプラズマ返し」を模した大日本ロボの必殺技「日本剣・愛國富士山返し」、「バルカンスティック」を模した十手状の「バンザイ・スティック」、怪人が巨大化する時に映し出される歯車などの機械内部構造などもサンバルカンを参考にしているとみられる。エンディングテーマ『起て!大日本』はテレビアニメ『宇宙戦士バルディオス』の挿入歌『立て!バルディオス』の替え歌である。
「テーマがなくてもテーマがあるように見せかけて作る」というのが制作意図で[3]タイトルから想像されるとおり、当時まだ冷戦下にあったソ連を「おちょくった」ような内容ではあるが、同時に右翼も「揶揄」した内容でもあった。
製作陣の多くのスタッフが当時大阪芸術大学の現役の学生であったため、ヒラ戦闘員「ハラショマン」のコスチュームは大阪芸術大学のジャージがそのまま使用されている(正確に言うと「大」の横棒を塗りつぶし「人」にして胸の表記である「大阪芸大」を「大阪芸人」に換装していた)。
1980年代にゼネラルプロダクツよりビデオ(VHS・β)が発売されたが現在は絶版。2005年12月1日には関西テレビ☆京都チャンネルの「熱血!インディーズムービー野郎」番組内でテレビ放送され、関西テレビ地上波での再放送も行われた。現在でも、稀にSF・自主制作映画関係のイベントで上映が行われることがある。
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