「怪盗帝国」のリーダーである女怪盗。仮面を着け、露出度の高い衣装に身を包んだ巨乳の美女。ハート型のブローチを身につけている。
世界をナゾで包むことを理想としており、怪盗は探偵とともにナゾを彩る者と考えている。無闇に人を傷つけることを望まず、強盗のような怪盗のことは「人間として認めない」と酷評している。
表向きは「ホームズ探偵学院」の生徒会長「アンリエット・ミステール」として生活している。IDOの通達を直接うけるなど、学院で一番偉い存在であり、学院長ですら逆らえない立場にある。
上記の際は、柔らかい口調をしており、執事がいるお嬢さまという設定になっている。
学院の生徒会長と、怪盗帝国のリーダーのふたつの顔をもつ理由などナゾの多い人物だが、部下の「スリーカード」をまとめ、生徒会長時には「ミルキィホームズ」からも慕われているなど、高いカリスマ性をもつ。
元々は無名の怪盗であったが、怪盗帝国結成の声明により一躍有名な怪盗となる。
「幻惑」のトイズの使い手であり、アニメ劇中ではこのトイズで特定の物だけを不可視にするなどの使いかたを見せている。
ゲーム版2作目では、冒頭でカリオストロに襲撃されて消息不明となり、彼女に怪盗帝国の首領の座を奪われている。さらには、カリオストロに腹部を殴られるという不意打ちをうける姿もみせている。
アニメではクールな性格だが、想定外の事態に動揺するなど、精神的に脆い一面もある。また、アンリエット時の声色などがアルセーヌ時に近い状態となっている。生徒会長としてミルキィホームズを厳しく扱うことが多いが、基本的には彼女たちを暖かく見守っており、ときには裏から手助けすることもある。
アニメ『探偵オペラ ミルキィホームズ』の最終話では、幻惑を実体化させることが可能となり、あらゆるもの生みだす汎用性の高いトイズにパワーアップしている。
アニメ『探偵オペラ ミルキィホームズ 第2幕』では、トイズを使用できなくなったと同時に、ますますダメダメになっていくミルキィホームズに苛立ちを覚えていき、第7話での留置場に行かされたにもかかわらず怠惰な態度をとりヘラヘラしている4人に完全にキレてしまい、怪盗アルセーヌとしてホームズ探偵学院崩壊と廃校を決意し、ミルキィホームズも見限り、怪盗帝国の解散をも行い、学園を去る(ただし、一般生徒に対してのフォローは行っていた)。
『ふたりはミルキィホームズ』では経緯は不明なものの、ふたたび生徒会長の座にいる。また、第11話にスリーカードと共にアルセーヌとして登場。上の階を目指していたフェザーズに手を貸した。『TD』では、歌を盗む怪盗が出たことから、小衣が真っ先に怪盗帝国の仕業だと思っていた矢先に否定の電話を入れている。第6話で老人の姿でG4に変装したミルキィホームズに対して説教している。シャロは無意識で老人が彼女(アンリエット)だと気付いていた。第12話でスリーカードと共に登場し、ミルキィホームズと対決する。
名前の由来はアルセーヌ・ルパンから。
出演

配角侦探歌剧 少女福尔摩斯 ~逆袭的少女福尔摩斯~