先日会社のブログに、「ふりかえりのススメ!〜モチベーションのコントロール〜 | マネーフォワードエンジニアブログ」という記事を書きました。 KPTという振り返りのフレームワークがあります。 よかったこと(Keep)、うまくいかなかったこと(Problem)、改善するために試すこと(Try)に分けて考えるんですが、これを導入して仕事を改善しようと私のチームの若手を中心を中心毎週KPTすることを始めました。 元はというと、前職で「ソニックガーデンギルド」に参加していた際に、ソニックガーデンの倉貫さんやメンバーと行っていたふりかえりで、このKPTを使っていたというのがあります。このKPTで自身の成長を実感したのもあり、今の会社でも少しずつ取り入れています。 KPTのコツは、倉貫さんの記事にあります。 自律的に現場を改善できるチームをつくるための「ふりかえり」の進め方 〜 KPTと進め方のノウハ
Inc.:作家のJeff Sutherlandさんは、著書『SCRUM: The Art of Doing Twice the Work in Half the Time(スクラム:半分の時間で倍のことをする仕事術)』の中で、テック業界に革命を起こしたユニークなマネジメント術のことを書いています。今回はその信条の基礎であり、「スクラムの十戒」とも言える、テック業界を変えビジネスのあり方に革命を起こした、開発過程のマネジメント10カ条をご紹介します。 1.1日1会議 15分で自分の作業とチームを調整し、進行の妨げになるものを見つけます。2時間以上かけて現状報告に終始したり、誰かの過失を責めるような会議はなくしましょう。 2.仕事を可視化 米国企業のなかで最も時間のムダとなる要因の1つが、チームメンバーが互いにどんな仕事をしているのかを知らないことです。その結果、作業が重複したり、必要のない作
横に伸びる棒グラフのようなラインを使うことで作業の進捗状況や生産管理が行いやすくなっている表のことを「ガントチャート」と呼びますが、Googleカレンダーに登録している予定をガントチャート化して、一目でタスク管理できるのが「GANTTplanner」です。 GANTTplanner: Turn yourGoogle Calendar into a Gantt chart https://www.ganttplanner.com/Googleカレンダーからガントチャートを作るには「GET STARTED」をクリック。 GANTTplannerはGoogleカレンダーの情報をインポートするのでGoogleアカウントでのログインを求められます。Googleカレンダーの情報からガントチャートを作りたいアカウントでログインして、「承認する」をクリック。 GANTTplannerのトップページが開
アジャイル開発が流行ってきた頃から注目を集めているのがカンバン方式です。個人的にも一番お勧めの方式になります。元々のトヨタのカンバン方式に比べるとずいぶん体裁は異なる気がしますが、ソフトウェア開発用にアレンジされていると捉えることもできるでしょう。 今回はそんなカンバン方式のお勧めな点と、カンバン方式を採用するオープンソース・ソフトウェアを紹介します。 進捗率の幻想を壊すプロジェクト管理の最大の問題として進捗率なるものでのステータス管理があると考えています。20%の完成度、60%の完成度が具体的になんなのか説明できる人はいないと思います。おそらく開発者の主体的な考えによるものでしょう。 大抵80%まではあっという間にいきます。しかしそこから完了までに同じくらいの時間(またはもっと)かかるものです。と考えると80%は駄目で、50%だったということになります。そうした誤差の積み重ねによって、
はじめに 今更いうことではないのだけれど、自分は凡ミスの多い人間だという自覚がある。例えば、このブログを書いていたとしても、結構な割合で「てにをは」を間違えることが多いし、また予定等を勘違いして、実は期日を過ぎていたということもある。 そういうこともあってか、「こういう単純な凡ミスを無くす」ことが出来ないかなと思って、本を手に取ったのだけど、いい意味で裏切られた。いい意味、というのは、その本のタイトルに反して、要するに「ミスをエンジニアリングするということがどういうことか」ということが書かれていたからだ。この本はタイトルで純粋に損しているとは思う。 個人において「ミスをする」ということはどういうことか 大抵、人間が何かをミスする場合、そのミスというのは無能であるか、あるいはうっかりといったような「能力の欠如」として捉えることが多い。しかし、本書の場合、それよりかは、むしろ「人間の知恵が働き
最重要 実行に重きを置く やらないで後悔するよりも、やって反省する。 反省は成長を産み生産的だが、後悔は精神の無駄な消費。 時間は有限で貴重な資源だが、たぶん今の段階では行動する前に得るものや結果を予測するのは難しい。 正しい反省の方法とは何か、考え続けること。 「正しく反省するために、何を記録しておくべきか」実行前に明らかにしておくこと。 反省の結果は組織的な何かに落としこむ。組織構造、戦略、静的解析、自動テスト、教育など。意識しないでも巨人の肩に乗れる状況を作ることが、組織の成長につながる。 Done is Better Than Perfect ただし、思考停止の言い訳にしないこと。詰めの甘さを擁護する言葉ではない。詰めの甘さは立場や考え方が違うひと3人くらいに意見を求めればだいたい炙り出せる。 長期的視野を持ちつつ、それに引っ張られない。進展を作ること、現状を少しずつ変えることを意
Kaizenの経営をはじめて、20ヶ月が経ちました。 正直、笑っちゃうくらい大変なことだらけ。 ただ、多くの事を学んだのでサンフランシスコに向かう機上で少しまとめてみました。 何かの参考になれば幸いです。 1:スタートアップの経営者は、想像以上に会社をコントロールできない 経営者は会社をコントロール出来ると一般的には思ってる人が多いと思います。 人数小さいチームであれば、尚更コントロール出来ると思いますよね? 僕もそう思ってました。 スタートアップの現実は、そんな事全くない。 全くです。 小さな船が荒波に揉まれながら、予想外の事が毎日、なんなら1日数回にわたり起きるんです。 常に問題と格闘してます。 なので、その船に一緒に乗ってる仲間も、自ずと問題と格闘してくことになります。 多分、どうしてこんなに問題が起きるんだ! 経営者は何やってるんだ! バカヤロー!! って従業員は毎日思ってると思う
ずいぶん前のことだが、Webアプリケーション開発フレームワーク「Ruby onRails」が00年代後半にブームを巻き起こしたとき、強い主張を持つソフトウェアとしてRailsは多くの議論を呼び起こした。その中でも最大のものはプログラマの生産性に関するもの。当時、すでにいくつも存在していたJavaベースのWebアプリケーション開発フレームワークに比べて、Ruby onRailsは10倍の生産性を達成できるという主張だ。Rubyの生産性はJavaの10倍――。この主張が多くのエンジニアの琴線、もしくは逆鱗に触れた。「さすがに10倍は大げさだ」、「いや、現実に設定ファイルやコードを書く行数が劇的に減るのだから、そのぐらい当然だ」と意見が分かれたのだ。 2005年のリリースから約10年。Railsの生みの親で、今もプロジェクトをリードするデイビッド・ハイネマイヤー・ハンソン氏は当時を振り返り
少し前、生産管理に関して人前でお話しさせていただいたときのことだ。“納期遅れを防ぐために、もっと積極的に在庫を活用しよう”という趣旨の説明をしたあとで、ふと心配になって、セミナーの受講者の方にこう質問した。——皆さん、在庫は悪だと思いますか? すると、40名近い受講者がほぼ全員、「悪だと思う」という答えの方に手を上げた。わたしはちょっと驚いて、前に座っていた方にたずねた。 ——どうして、悪だと思うのですか? 「だって、置いておけば、コストがかかるでしょう。場所代とか。在庫がなければかかりません。」というのがその人の答えだった。 ——たしかに、どこか倉庫を借りておいておけば、保管費用がかかりますよね。でも、失礼ですが、御社の工場は借地ですか? もし自社の敷地だとしたら、工場の隅っこに置いておいておけば、1円もコストはかかりませんよ? 「それは、そうかもしれませんけれど・・金利がかかります。」
fame-殿堂入り, ベンチャーキャピタル, STARTUPS, ノウハウ • 2014/12/26 • 1 min read VC出資を受けたスタートアップの死体解剖〜Sonarの成功と凋落から学んだ事。 この記事はモバイルアプリスタートアップの …
こんにちは、メディア事業部マネージャーのそめひこです。 僕は日本語があまり得意ではないのですが、先日も飲み会の片付けをしていたときに、「机とテーブル片付けて!」と大きな声で呼び掛けたところ、 「机とテーブルって同じ意味じゃね?」 と部下に当たるはずの編集長、朽木に真顔で言われました。 そんなわけで、僕の記事には8割くらい朽木などの編集が入っておりますが、これも適材適所ですので、マネージャーにはマネージャーの仕事があるのです。 �“マネージャーの仕事”とひと口に言っても様々ですが、その役割をまとめると「部下を教育し、成長させる」ことになるかと思います。 これはなかなか難しく、上手くいかないこと、悩むことも多いです。 そこで今回は、マネージャー研修などを行っている株式会社PIS(ピース)さんに、マネージャーの役割とそのケーススタディについて教えていただき、マネージャーについて学ぼうと思います。
Redmineはプロジェクトを横断して使うべきか否かという議論をTogetterにまとめた。 過去の僕の経験を踏まえながら、Redmineの運用スコープはどこまでなのか、を振り返ってみる。 ラフなメモ書き。 【元ネタ】Redmineはプロジェクトを横断して使うべきか否か -Togetterまとめ 【1】当初は、メンバー3人で、短期間の受託開発案件をこなしていた。 その時、Redmineを導入して、Redmineの機能を一つずつ試しながら、アジャイル開発の実現方法を習得していった。 少人数のメンバーで1個のチームだけだから、イテレーションごとにRedmineの運用ルールを軌道修正して、アジャイル開発のプラクティスを1個ずつ試していけた。 一番の発見は「イテレーション・リリースバージョン・マイルストーン一致の原則」と「プロジェクトとブランチ一致の原則」だった。 「イテレーション・リリースバ
時給1000円や1500円を出してもアルバイトがなかなか集まらないと言われている外食産業において、とりわけ離職率の低さで知られているスターバックス。『就職四季報』(東洋経済新報社)によると、最近のデータは4.8%とかなり低い数字です。 スターバックスコーヒージャパンに12年間勤め、店舗ヒューマンリソース部長、人事サービス部部長に着任した目黒勝道氏の近著『感動経験でお客様の心をギュッとつかむ!スターバックスの教え』(朝日新聞出版)によると、同社では、本社の正社員も店舗のアルバイトも、さらにはストアマネージャーも社長も「パートナー」と呼び合うことで、すべての人が対等な立場であり、垣根がないと示しているといいます。 父親が、低賃金の仕事に就き、不当な扱いを受けていたことに起因し、同社創業者のハワード・シュルツ氏は「社員を歯車のように扱いたくない」「社員には誇りを持って働いてもらいたい」という願い
Posted on August 27, 2014 by KENTARO FURUKAWA /TAG:PMプロジェクトの価値を再確認するなら「クリティカルチェーン―なぜ、プロジェクトは予定どおりに進まないのか?」 言わずと知れた「ゴール」シリーズのエリヤフ・ゴールドラットがプロジェクトマネジメントに挑んだ著作です。この作品で提唱された「クリティカルチェーン」によるプロジェクト管理法は実際のプロジェクト管理システムなどでも採用され、有名になりました。 「ゴール」でも指摘されていることですが、ビジネスプロセスの中で最も弱いチェーン、ボトルネックを「解消」するのではなく、そのボトルネックを使い倒した上で、その制約に合わせて全体を進行させるという基本的な考え方は一緒です。プロジェクトではそれがクリティカルチェーンとされ、その上にあるリソースやスケジュールは余裕をもって保護されるべきという考え方
皆さんはSlackをご存知ですか?Slackはチーム向けのコミュニケーションツールで、プレビュー版の段階から人気を集めていたのですが、2014年2月13日(日本時間)ついに正式ローンチされました。私が所属しているGoodpatchは新しいものが大好きなので、最近試しにSlackを使い始めてみたのですが、これが本当に便利!今日はその魅力を皆さんにお伝えしたいと思います。Slackって何?Slackは、Tiny Speckという会社からローンチされたチーム用コミュニケーションツール。Tiny Speckは元Flickrの中心的メンバーによって作られ、CEOはFlickrの共同創業者Stewart Butterfieldです。ネットスケープの創業者であるMarc Andreessenなどから投資を集めている彼らが、2013年8月にSlackをローンチし、HipChatやYammer、Skyp
社内の情報共有で困っている会社は多いみたいですね。でも実は、nanapiという会社ではそこまで困っていなかったりします。元々文章を扱う会社というのもありますし、ドキュメント化して共有しようという風土が染み付いているからだと思います。 そういったこともあり最近登壇するときなど、社内の情報発信などについて話す機会が増えました。弊社では社内における情報共有のツールとして、Qiita:Teamを使用しています。 生産性を向上させる情報共有ツール - キータチーム(Qiita Team) 全員がMarkdownで文章を書く 実際にnanapiではQiita:Teamを導入してから、現在ではエンジニアだけでなくアルバイトも含めた全社員がここに様々なドキュメントを投稿しています。 Qiita:TeamはMarkdownで書けるようになっています。つまり、社内のメンバーは全員がMarkdownで文章を書く
IT技術の進化によって、人々の行動をモニタリングすることはますます容易になっていく。それが行き過ぎた監視社会につながることを危惧する声もある。では、外食産業で従業員の不正を電子的に監視することは、業績と従業員の行動にどう影響するのか。興味深い調査報告を紹介する。 従業員が会社のものを盗んでいないかどうかを、会社がチェックするのは正当で適切なことだ――あなたはそう思うかもしれない。しかし、誰もがそれに同意しているわけではないようだ。 2013年8月、ニューヨークタイムズ紙に「監視は勤務態度をどう変えるか:レストラン従業員に関するケース・スタディ」と題したスティーブ・ロアによる記事が載った。これはワシントン大学オーリン・ビジネススクールのラマー・ピアース、ブリガムヤング大学マリオット・スクールのダニエル・スノウ、そして私の3名が行った研究を解説したものだ(最近、MITスローン・スクールからこの
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